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高耐衝撃軽量発泡ドアトリム

高い衝撃性能と軽量化を実現したドアトリム

当社はカーボンニュートラルの実現を目指し、ドアトリムの軽量化と耐衝撃性を高次元で両立できるよう、開発に取り組んでいます。コア技術である射出発泡成形技術を用い「軽量化」と「剛性」を両立していますが、更なる軽量化を求めて高倍率発泡を行う場合、耐衝撃性が低下することが課題でした。そこで当社開発の「高耐衝撃プラスチック」を衝撃改質剤として活用することにより、従来比約20%の軽量化を実現しながら高い耐衝撃性能を維持したドアトリムの開発に成功しました。

高耐衝撃軽量発泡ドアトリム基材

高耐衝撃軽量発泡ドアトリム
高耐衝撃プラスチックを添加した発泡ドアトリム

主な採用車種

2018年発売のトヨタクラウンに採用されています

主な採用車種

共同開発

(株) 豊田中央研究所

高耐衝撃プラスチック

「高耐衝撃プラスチック」は、自社開発した世界トップレベルの割れにくさを有するプラスチックです。PA(ポリアミド)とPP(ポリプロピレン)をナノレベルで分散制御することにより、特異な相構造である「サラミ構造」を形成しています。この高耐衝撃プラスチックを衝撃改質剤として活用、高倍率発泡成形を行うことにより、従来のドアトリムの基材目付1.8kg/m2に対し、約20%軽量化した基材目付1.5kg/m2のドアトリム基材を実現しました。

高耐衝撃プラスチックのナノ構造(サラミ構造)

高耐衝撃プラスチックのナノ構造(サラミ構造)

高耐衝撃プラスチックの衝撃強度

高耐衝撃プラスチックの衝撃強度

高耐衝撃プラスチック PPに対する衝撃改質効果

高耐衝撃プラスチック PPに対する衝撃改質効果
剛性を維持したまま衝撃強度を向上

当社の強み

当社は、部品メーカーでありながら、材料の自社開発も行っています。材料開発から手掛けることにより、部品ニーズに応じた材料開発ができることが利点として挙げられます。なお、今回の高耐衝撃軽量発泡ドアトリムは、当社のオリジナル材料と、これまで要素技術として積み上げてきた射出発泡成形技術を組み合わせることにより、軽量化と耐衝撃性を高い次元で両立した世界トップレベルの軽量ドアトリムの開発につながりました。

世の中への貢献

高耐衝撃軽量発泡ドアトリムを普及させることにより、CO2排出量の削減(車両重量の低減で、燃費が向上するため)につながり、 カーボンニュートラルの実現に貢献します。

主な受賞実績

  • 2020年 高分子学会 「高分子学会賞(技術部門)」
  • 2020年 米国Automotive News主催 「PACE AWARDS (Finalist)」
  • 2019年 米国R&D World Magzine主催 「R&D100 Awards (Winner)」
  • 2019年 自動車技術会 「技術開発賞」