FHS工法

世界トップクラスの高速生産と、高品質を誇るプレス加工技術

FHS工法とは、シートのリクライニングを調整する部品であるラウンドリクライナーの生産で、これまで培った「ものづくり」のノウハウと、専門メーカーの技術を融合させて開発した、高品質・高速生産を実現する精密プレス加工技術です。加工される鋼板の両端を油圧で拘束してプレスする従来工法に比べ、油圧を使用せずに金型構造で鋼板を拘束するFHS工法は、プレス加工時に発生する鋼板の逃げを防止し、より高い品質を確保しています。また、板厚4ミリを超える鋼板を1分間に100個以上プレスが可能となり、世界トップクラスの高速生産を実現しました。当社のオンリーワン技術として、このFHS工法を応用したさまざまな製品開発にも取り組んでいます。

  • Fine Hold Stamping工法
ラウンドリクライナー
ラウンドリクライナー
FHS工法
従来工法

当社の強み

金型からの一貫生産

金型をメンテナンス
金型をメンテナンス

高品質なプレス加工部品をつくるためには、金型づくりにおいても、高度な金型加工技術と組付技術、メンテナンス技術が要求されます。金型技術の向上を積極的に推進し、コア技術として技能の伝承にも取り組み、体制強化を図っています。金型の開発から製作、メンテナンスまでの一貫した精密金型技術がFHS工法のさらなる進化を支えています。

世の中への貢献

当社は、FHS工法における精密プレス加工技術・金型技術を応用し、自動車電動化への取り組みとしてハイブリッド用モーターコア、燃料電池車スタック用セパレーターの開発・生産にも取り組んでいます。持続可能な社会の実現を目指し、コア技術の応用・進化によりカーボンニュートラルに向けた取り組みに貢献をしています。

ハイブリッド車用モーターコア
ハイブリッド車用モーターコア
燃料電池スタック用セパレーター
燃料電池スタック用セパレーター