社会貢献
基本姿勢
基本理念「よき企業市民として社会との調和ある成長を目指す」のもと、社会的価値への貢献を通じて社会的価値の向上につなげるとともに、地域社会の一員としてよい社会づくりに貢献します。
2023年度の取り組みハイライト
各団体などと連携し、一体感をもった社会貢献活動
2023年5月、新型コロナウイルス感染症の5類感染症移行にともない、コロナ禍以前に実施していた活動を全面的に再開しました。地域の団体、グループ会社、社内職層会、強化クラブなど、多くの方々と活動を行いました。
●救援衣料回収活動
世界の衣料不足に悩む方のお役に立ちたいという思いから、衣料回収と輸送費の募金を行い、NPOを通じてアフリカや中東、アジア諸国に寄贈しています。
愛知県一宮市のスーパーマーケット「カネスエ 北園通店」さんに会場をご提供いただき、地域の方から衣類、募金のご協力をいただきました。また物流を担当するグループ会社のTBロジスティクス、社内職層会のメンバーも参加し、一体感をもった活動となりました。
●缶バッジde 社会貢献
女子バスケットボール部とトヨタ紡織東北の協働活動として実施しました。
Wリーグの試合会場(岩手県)で、選手のオリジナル缶バッジを来場者とともに制作、販売しました。売上金を寄付し、地域福祉に役立てられました。
社会貢献活動における4つの重点分野
ステークホルダーの期待に応える、「地域に根ざした活動」「環境保全活動」「青少年育成活動」「災害復旧支援に寄与する活動」の4つの重点分野で、社員の積極的な参画を推進力として、社会貢献に取り組んでいます。
地域に根ざした活動
トヨタ紡織グループは、進出している地域だけでなく、地域経済全体の活性化を図っています。例えば、養護施設への食料品寄贈や献血活動などを通し、社会課題の解決に貢献できる活動に取り組んでいます。2023年度は、18ヵ国で約1,200の団体と協力し活動してきました。
草刈り、ゴミ拾いなど地域の奉仕活動
職層会による地域との交流活動
トヨタ紡織には、職位ごとに「職層会※」と呼ばれる自主活動組織があります。部署を越えた横のつながりによる会員相互の連携とともに、良好な人間関係を構築しつつ、さまざまな活動を社内外問わず実施しています。
- 部長会、課長会、飛躍の会、工の会、職長会、班長会
防寒コートプログラム
毎年、山間地域の子どもたちに300枚以上のコートなど防寒着や60枚程の毛布を寄付しています。(トヨタ紡織ハノイ(ベトナム))
フードドライブの実施
豊田市と連携し、家庭で消費しない食品を集め、福祉団体などへ寄付するフードドライブを行いました。生活が困難な方の支援に役立てるとともに、フードロスの削減に貢献します(トヨタ紡織)。
献血活動
2023年度もコロナ禍の中、トヨタ紡織グループそれぞれの拠点で献血を実施しました。
深刻な血液不足の解消に貢献するため、2024年度も引き続き、日本で年8回の献血を実施するとともに、世界の各拠点でも積極的に献血に協力していきます。
環境保全活動
地球温暖化や廃棄物の問題などを真摯に受け止め、植樹活動や清掃活動を通じて地球環境保全に貢献します。活動の結果、2023年度は13の国と地域で44,000本植樹することができました。
森づくり活動(植樹(日本))
日本以外の国での植樹活動
海の清掃活動 2007年度から継続的に実施
青少年育成活動
モノづくりの体験や企業スポーツ活動の一環としてのスポーツクリニックを通じ、次世代を担う子どもたちの健全な成長をサポートしています。
「クルマづくり究めるプロジェクト」活動 2004年度(前身の「ものづくりなぜ?なぜ?プロジェクト」)から継続的に参加
豊田市が主催する「クルマづくり究めるプロジェクト」に参加し、子どもたちにものづくりの楽しさを伝えています。
間伐材工作教室
子どもバスケットボール教室
刈谷市が主催する「子どもバスケットボール教室」に、女子バスケットボール部 トヨタ紡織サンシャインラビッツの現役選手・OGが講師として参加し、地域の子どもたちとスポーツを通じて交流しています。
恵那市ボート教室(ボート部)
岐阜県恵那市が主催する「恵那市ボート教室」にトヨタ紡織ボート部を含めた実業団チームの現役選手が参加しました。
子どもたちにボート競技の楽しさを体感してもらい、競技の普及活動に協力しています。
長距離記録会(陸上部)
トヨタ紡織陸上部が企画、運営している、地元のランニングクラブや中高生の陸上部を対象とした長距離記録会を、年2回2019年から継続して開催しています。
現役・OB選手がペースメーカーを行い、参加者の記録向上と陸上競技の普及活動に力を入れています。
強化クラブの活動
災害復旧支援に寄与する活動
災害が発生した際、迅速な復旧支援ができるように取り組んでいます。
災害ボランティアコーディネーターの育成
2020年度から、地震、風水害などによる被災地域の復旧支援のため、災害ボランティアコーディネーターの育成を進めています。
また、有事の際、迅速な支援が行えるよう、地域自治体と一緒に定期的な訓練も行っています。
能登半島地震 被災地復旧支援活動
2024年1月1日、石川県能登地方を震源とする地震が発生しました。
当社は被災地支援のため、災害義援金、災害備蓄品(飲料水、毛布、ブルーシート、トイレ袋など)を寄付しました。さらに、トヨタグループ各社と協力し、現地にボランティアを派遣。瓦れきの撤去、家財道具の運び出しなどの支援活動を行いました。