トップメッセージ

トヨタ紡織グループは、豊田佐吉の創業の精神である「世のため 人のため」を、100年を超えて受け継ぎ、事業を営んでいます。

私たちは、自動車用シートやドアトリムなどの内装品、エアフィルターなどのユニット部品を通じ、世界中のお客さまに最高のモビリティー空間を提供してきました。CASEやMaaSといった自動車に対するニーズが大きく変化する中でも、移動空間の新価値を主導する「インテリアスペースクリエイター」を目指しています。さらに、2030年の先を見据えて、現在のコア事業以外の領域に第4、第5の柱を打ち立てていくための探索を進めています。

「技術開発」「ものづくり」「人づくり」という3つの強みを最大限に発揮させることで、これまで以上にさまざまな社会課題の解決に貢献し、「頼りにされ、選ばれる会社」でありたいと考えています。

地球環境問題やエネルギー問題をはじめ世界に存在する課題の多くは、当社の力だけで解決できるものではありません。お客さまや協力会社、サプライヤーのみなさまはもちろん、当社にない技術やノウハウ・機能を持った外部の方々、さらには最終ユーザーのみなさまともグローバルで連携して、持続可能な社会へ貢献したいと思います。

そのために私は、社員一人ひとりが「自分の仕事が社会に貢献し、全員が会社に誇りを持っている」という状況をつくり出していきます。
自分の仕事の成果が結果として見え、社外からも社内からも共感され、「よい」を超えた「好きだな、トヨタ紡織」と言われる会社にしたいと思います。
自分が大切にしている「『謙虚・感謝』を自然体で（心の底から）」という思いを社員と共有し、元気で当事者意識の高い人材を育成すべく、風通しのよい、いきいきとした職場づくりを進めていきます。

大きな環境の変化を的確にとらえながら、ステークホルダーのみなさまとの対話を続けることで、トヨタ紡織グループと社会をよりよい方向に進化させ、次の100年に向けバトンをつないでいきます。