CASE/MaaS
CASEやMaaSなどの技術の進化、自動車に対する価値観の変化に対応
当社グループは、CASE※1やMaaS※2といった技術の進化や、自動車に対する価値観の変化に対応すべく、技術開発を進めています。例えば、自動運転技術の進化に対しては、自動運転レベル3・4を想定した快適な時間と空間を提供する近未来モデル MX191※3、さまざまなサービスでの空間活用を想定した自動運転コンセプト空間 MOOX※4を生み出すなど、移動空間の新価値創造を主導しています。 また、エンジンからハイブリッド、水素燃料、電動化といった世の中の動力の変化に対応すべく、電動化対応製品の拡充、拡大をしています。
- Connected, Autonomous, Shared, Electric:コネクティッド・自動運転・シェアリング・電動化
- Mobility as a Service:マイカー以外のすべての交通手段によるモビリティー(移動)を1つのサービスとしてとらえ、シームレスにつなぐ、新たな「移動」の概念
- MXはMobility eXperienceの略。自動運転レベル3・4を想定した車室空間モデル
- MOBILEとBOXを合わせ、移動時間を自在に活用できる個室を意味する造語。さまざまなサービスでの空間活用を想定したコンセプト自動運転車両
自動車市場の転換
近未来モデル MX191

自動運転レベル3・4を想定した快適な時間と空間を提供する近未来モデル MX191は、「もっと心地よく、もっと安心に、もっと好きなことを」をテーマに、安全、快適で楽しい移動空間を提案します。自動運転時の多彩なシートアレンジや、乗員を守る安全システム、リフレッシュ、リラックス、目覚めといったシーンに応じたモード切替えなど、先進技術を搭載しています。
このモデルには、アイシン精機(株)(現(株)アイシン)、(株)デンソー、豊田合成(株)、(株)東海理化と連携し、先進的なシステムを織り込みました。
東京モーターショー2019、CES2020に出展しました。
自動運転コンセプト空間 MOOX

さまざまなサービスでの空間活用を想定した自動運転コンセプト空間 MOOXは、ビジネスやエンターテインメントなどのサービスでの空間活用を想定し、シートや内装アイテムの脱着交換機能「テイラードスペースシスム」を搭載。また、透明ディスプレイによる車窓のAR(拡張現実)や五感刺激デバイス(音響、振動、香りなど)を活用したバーチャルツアー仕様では、移動中のゲーム・ライブ鑑賞など、自動運転による移動時の新エンターテインメント体験を提供します。
また、乗車前の体温モニタリング・非稼働時の深紫外線自動除菌システムなどを用いて、最先端の安心・安全な車室空間を目指しています。
2020年度自動運転実証実験に参画、上海モーターショー2021に出展しました。