廃棄物ミニマム化
基本的な考え方
製品不良率の低減や部品のリサイクル率向上など、各工場の廃棄物低減活動を現地で確認し、優れた活動は他工場に横展開しています。2030年環境取り組みプランでは、廃棄物原単位を2019年度以下に削減することを目標としています。さらに、材料ロス率低減を実現する設計・生産準備にも取り組んでいます。
廃棄物ミニマム化の推進
トヨタ紡織グループは、生産活動における廃棄物ミニマム化を推進し、循環型社会の実現に貢献しています。不良率低減や歩留まり※1向上による発生源対策に加え、廃棄されるシートカバーの表皮材を活用して新たな製品をつくり出すアップサイクル※2の取り組みなどを進めています。
- 投入した原材料に対して、最終製品として有効に使用できた割合
- 今あるものを利用して、別の用途のものにつくり替え、付加価値を与えること
食品ロスの取り組み:残食をバイオガスに変え発電
猿投工場、藤岡工場、豊橋北工場、豊橋南工場、豊橋東工場、猿投寮の食堂で出た残食からバイオガスを精製し、再生可能エネルギーとして活用しています。そのバイオガス発電設備で発電した電気を、フォークリフトや工具のバッテリーの充電に利用しています。また、バイオガスの精製過程で発生する消化液(液肥)を地域の方に配布し、利用いただいています。
食品のリサイクル

廃棄するシートカバーの表皮材を活用したアップサイクルの取り組み
シートカバー表皮の裁断時に発生する端材や、自動車メーカーへの補給期間が終了したシート表皮の原反など、従来は廃棄されていた表皮材を活用し、別用途の製品へつくり替えるアップサイクルプロジェクトを推進しています。
自動車のシートに使用される表皮材は、手触りの良さに加え、難燃性、耐光性、耐摩耗性などの品質基準を満たす機能的な素材です。
具体的な取り組み例として、プロジェクト第一弾では、中日ドラゴンズとコラボレーションした「ドアラシートクッション」を商品化しました。
2023年度には、アップサイクルブランド「RE:TERRACE(リテラス)※1」を商標登録しました。2025年度には、トヨタGRとバッグの専門メーカーとのコラボレーションにより、ポーチなどの新商品の開発や社内ノベルティの充実を図りました。あわせて、家具メーカーや美術大学の学生への原反の提供にも取り組んでいます。
今後もカーボンニュートラルの実現に貢献できるよう、シートカバー表皮に加え、ドアトリムの表皮やシートベルトストラップなどの廃材や端材のさらなる有効活用を進めていきます。
©中日ドラゴンズ
- RE:TERRACE(リテラス)の詳細は、下記のリンク先をご覧ください
- トヨタ紡織の自然共生活動のプロジェクトの一つです。詳細は下記のリンク先をご覧ください