自然資本保全・再生化

基本的な考え方

「トヨタ紡織生物多様性基本方針」に基づき、森づくりに重点を置いて生物多様性保全に取り組んでいます。
2015年度より、オールトヨタ自然共生ワーキンググループが進める「オールトヨタ グリーンウェーブプロジェクト※」に参画し、活動の輪をトヨタ紡織のグループ会社、地域、行政などにも広げ、森づくりを推進しています。

  • 2015年度よりトヨタグループで進める、自然共生社会の構築を目的としたプロジェクト

トヨタ紡織グループの自然共生活動

森づくり活動

トヨタ紡織グループでは、世界各地で森づくり活動を展開し、2050年度までに132万本の植樹を目標として取り組んでいます。
2025年度は71,339本を植樹し、累計植樹本数は、2025年環境取り組みプラン目標の64万本を大きく上回る83万本となりました。これを受け、2030年環境取り組みプランの目標を90万本に設定し、2026年度以降も引き続き植樹活動を進めていきます。

各国・各地域による森づくり活動

図:各国・各地域による森づくり活動

2050年度までの累計植樹本数

グラフ:2050年度までの累計植樹本数

森づくり活動の詳細は下記のリンク先をご覧ください。

社会貢献

双鴫そうしぎプロジェクト

生物多様性保全への取り組みを一層推進するため、「双鴫プロジェクト」を立ち上げました。
プロジェクトのロゴマークは、豊田紡織が創業当初に、アジアを中心とした国外へ輸出する製品に使用していた「双鴫」の商標をリデザインしたものです。シギは干潟に飛来する渡り鳥で、新たな生物多様性活動のシンボルとしてふさわしいと考え、採用しました。

写真:双鴫プロジェクトのロゴ
写真:双鴫プロジェクトのロゴ

干潟の保全活動

多くの生き物の重要な生息地となっている干潟の保全を通じて、流域全体のごみや水環境への理解を深め、環境意識の向上や地域貢献につなげることを目的に、毎年干潟の清掃活動を実施しています。
双鴫プロジェクトの一環として、愛知県豊橋市の三河港大橋の内側にある汐川干潟で、近年大きな問題になっているマイクロプラスチックを中心としたごみの清掃活動を行っています。2025年4月には新入社員研修として、同年11月には社員ボランティア活動として清掃を実施しました。

写真:汐川干潟マイプラクリーン(双鴫プロジェクト)
汐川干潟マイプラクリーン(双鴫プロジェクト)

藻場の再生・保全活動

生物多様性保全の活動を通じた地域の発展とカーボンニュートラル実現に寄与することを目的とし、国立大学法人岩手大学、岩手県上閉伊郡大槌町、トヨタ紡織、トヨタ紡織東北は、2025年11月に大槌町における持続可能な藻場再生・保全に関する産学官連携協定を締結しました。
岩手大学の研究活動によって得られた知見やトヨタ紡織グループのものづくりで培ってきた経営資源を活かし、大槌町の藻場再生・保全活動を促進することで、三陸沿岸地域の活性化を図ります。
今後も、トヨタ紡織グループは、大槌町が推進する海業施策に協力するとともに、岩手大学三陸水産研究センターとも連携し、藻場再生とウニ畜養の社会実装に取り組み、三陸沿岸における社会的価値と経済的価値の両立を目指していきます。

写真:トヨタ紡織グループのウニ畜養試験研究施設の開所式藻場再生活動開始~大槌町でのコンブの森づくり~
トヨタ紡織グループの藻場再生活動開始~大槌町でのコンブの森づくり~
写真:ウニ畜養試験研究施設の開所式
ウニ畜養試験研究施設の開所式

鳥類保全活動

トヨタ紡織フランスでは、環境保護団体の協力を得て、会社の敷地内に500本の灌木かんぼくを植樹しました。
フランスでは、過去15年間で鳥の個体数が30%減少しています。この取り組みは会社の景観を改善するだけでなく、地域の動植物に多様性をもたらし、鳥たちに住環境と餌となる生物を提供できるため、鳥の個体数復活が期待できます。

写真:植樹を通して動植物の多様性確保
植樹を通して動植物の多様性確保

オールトヨタ グリーンウェーブプロジェクトへの参画

自然共生社会の構築を目的に、2015年度より「オールトヨタ グリーンウェーブプロジェクト」に参画しています。
2025年5月に自治体・近隣住民のみなさまとともに、オオキンケイギク駆除活動に参画しました。オオキンケイギクは、在来種を駆逐する可能性があるため、特定外来生物※として指定されています。2026年度も、オールトヨタグリーンウェーブプロジェクトの活動に参画し、地域本来の生態系や生物多様性の保全に向け、継続的に取り組んでいきます。

  • 日本の生態系に重大な影響をおよぼすおそれがある植物
写真:オオキンケイギク駆除活動
オオキンケイギク駆除活動
写真:駆除活動中
駆除活動中
写真:駆除活動後
駆除活動後
写真:オールトヨタ グリーンウェーブプロジェクト
オールトヨタ グリーンウェーブプロジェクト

トヨタ紡織グループの生物多様性への取り組み

環境省「自然共生サイト※」に認定

岐阜県多治見市にある当社の多治見技術センター(テストコース)が、2024年10月21日に環境省より、生物多様性の保全区域「自然共生サイト」として、当社で初めて認定されました。
建設当初から地道な土壌改質や緑化活動に取り組み、現在では国や県のレッドリストで準絶滅危惧種に指定されている昆虫などの生息の場として、重要な役割を果たしていることが評価されました。
今後も、トヨタ紡織グループは、事業活動全体で生物多様性に及ぼす影響の低減に努め、自然と共生する社会の実現に貢献していきます。

  • 民間の取り組みなどによって生物多様性の保全が図られる区域を環境省が認定するしくみ
写真:環境省により「自然共生サイト」として認定されました
環境省により「自然共生サイト」として認定されました
写真:多治見技術センター(テストコース)
多治見技術センター(テストコース)