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トヨタ紡織、オープンイノベーションの取り組みを加速

経営・事業

トヨタ紡織株式会社(本社:愛知県刈谷市、取締役社長:沼 毅)は、2021年4月にスタートアップ企業との協業を推進する組織「ビジネスインキュベーション室」を新設し、社内外の技術、知見を活用するオープンイノベーションの推進を検討してきましたが、今般、2025年度末までの5年間で、総額50億円の投資枠を設定し、取り組みを加速することとしました。
ビジネスインキュベーション室は、出資先の候補となるスタートアップ企業の探索や、出資の実行、スタートアップ企業と社内各部門との連携等の役割を担い、スピード経営を実践する世界中のスタートアップ企業と協業を推進し、新たな製品やビジネスモデルのスピーディーな創出を目指します。
自動車産業が「100年に一度の大変革期」を迎えているなか、当社は2030年を目標に事業領域の更なる拡大を図るとともに、インテリアスペースクリエイターとして、新価値を創造していくほか、2050年には真の企業価値を創造できるソリューションカンパニーを目指しています。これらを実現するためには、オープンイノベーションを積極的に推進し、当社の技術と社外の技術とのシナジーを産み出すことが必要と考えています。
なお、投資領域は多岐に亘りますが、主にカーボンニュートラル、循環型社会、ロボティクス等、8つの分野における有望なスタートアップ企業に対し、いわゆるコーポレートベンチャーキャピタルを通じた投資等を積極的に実施し、外部の技術や知見を積極的に取り入れながら新たな価値を創造していきます。

1.投資総額

50億円

2.期間

2021~2025年度

3.投資注力分野

①カーボンニュートラル        ④知能化技術
UX

②循環型社会
⑤電動化
⑧ヘルスケア

③ロボティクス
⑥新素材

※User eXperienceの略。ユーザーが製品・サービスを通じて得られる体験

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