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トヨタ紡織、中国の統括会社を移転し、技術開発機能を拡充

経営・事業

トヨタ紡織株式会社(本社:愛知県刈谷市、取締役社長:豊田周平)は、中国における技術開発力を強化するため、地域統括会社である豊田紡織(中国)有限公司(上海市、以下、豊田紡織中国)を移転・拡充します。2013年5月から豊田紡織中国本社・R&Dセンター新社屋の建設に着手し、2014年7月に稼動を開始する予定です。

トヨタ紡織は1995年から中国で事業を展開しており、上海に地域統括会社を置くとともに、天津や広州の12拠点でシートをはじめとする自動車内装部品やフィルター・パワートレーン機器部品を生産し、トヨタ自動車やゼネラルモーターズなどのカーメーカーへ納入しています。

豊田紡織中国本社・R&Dセンター新社屋は、開発スペースを現在の約3倍に拡大し、乗り心地や安全、耐久、材料などの評価設備を充実させ、製品の設計から評価まで一貫して現地で完結できる開発体制を整えます。また、効率的なオフィスレイアウトで技術開発と生産技術・営業・調達など部門間のコミュニケーションを活性化することで、お客様の期待を超える製品をスピーディに開発、提案していきます。さらなるビジネス拡大に向け、豊田紡織中国の人員を2015年までに現在の50名増にあたる約340名に増強する計画です。

トヨタ紡織は、今後ともグローバル開発体制を強化して各地域のニーズを把握し、世界中のお客様のライフスタイルにあった魅力的な製品を開発していきます。

豊田紡織中国本社・R&Dセンター新社屋の概要

1. 所在地 中華人民共和国 上海市
2. 建屋面積 約12,000㎡ (3階建て)
3. 着工 2013年5月
4. 稼動開始 2014年7月 (予定)
5. 投資額(土地、建屋) 約2,200万USドル (約20億円)

豊田紡織中国の概要

1. 社名 豊田紡織(中国)有限公司
2. 所在地 中華人民共和国 上海市
3. 代表者 董事長 伊藤 文隆
4. 設立 2002年3月
5. 事業内容 中国地域の統括業務、自動車用シートおよび内装品の開発、設計、販売
6. 資本金 約7,200万USドル
7. 従業員数 約290名(2013年1月末現在)