ニュース
軽量・コンパクトで低コストな自動車用吸気システムを開発
豊田紡織株式会社
株式会社デンソー
豊田紡織株式会社(本社:愛知県刈谷市、社長:好川 純一)と株式会社デンソー(本社:愛知県刈谷市、社長:深谷 紘一)は、軽量・コンパクトで低コストな吸気システムを共同開発しました。
この吸気システムは、トヨタ自動車株式会社とダイハツ工業株式会社が共同で開発した新型3気筒エンジン『1KR-FE』に採用され、本年6月発売の新型車『トヨタ パッソ』 『ダイハツ ブーン』に搭載されています。
今回開発した新吸気システムは、樹脂製シリンダヘッドカバー一体エアクリーナと樹脂製インテークマニホールドで構成しています。従来製品と比べ、重さで30%、体積で20%低減し、あわせて大幅なコスト低減も実現しました。さらには、六価クロムなどの環境負荷物質を使用していないため、欧州廃車指令にも適合しています
なお、本開発品の樹脂製インテークマニホールドは、樹脂部品どうしの接合部の形状を最適化し、振動溶着したことにより、薄肉化と世界トップレベルの耐圧性を両立させたものです。
今後、両社は海外でも吸気システム製品を共同生産していく予定です。
製品の概要は以下のとおりです。
<製品の概要>
図1. 樹脂製シリンダヘッドカバー一体型
エアクリーナ+樹脂製インテークマニホールド
図2. 樹脂製シリンダヘッドカバー一体型エアクリーナ
図3. 樹脂製インテークマニホールド