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トヨタ紡織、宮城県で自動車内装部品の生産を開始

経営・事業

トヨタ紡織株式会社(本社:愛知県刈谷市、取締役社長:豊田周平)の東北地区における生産子会社であるトヨタ紡織東北株式会社(本社:岩手県北上市、取締役社長:鈴木栄次)は、このほど宮城県大衡村で建設を進めてきた宮城新工場での自動車内装部品の生産を開始しました。

トヨタ紡織は、セントラル自動車株式会社の相模原工場(神奈川県)の宮城県への車両生産移管にあわせ、2009年7月に宮城県大衡村での新工場建設を決定しました。このたび、セントラル自動車でのトヨタのヤリスセダン生産開始に伴い、新工場でもシートの生産を開始するとともに、2011年3月までに段階的に生産移管を進めます。

トヨタ紡織は、東北地区を東海・九州に次ぐ第3の重要地域として位置づけ、「地域・環境と調和した工場」として、ものづくりを大切にしながら、地域に根ざした企業として地域と共に成長していくことを目指しています。新工場はグループ最新鋭のサスティナブルプラントとして、地熱を利用した空調システム、採光トップライトなど、CO2排出量削減や自然エネルギーの活用に取り組んでいます。

なお、トヨタ紡織では宮城新工場の生産開始に先立ち、宮城県が進める森林整備事業「わたしたちの森づくり事業」の「フォレストパートナー」第1号として2009年8月に宮城県と協定を締結し、森林整備活動をサポートしています。この森づくりを通じて、地域に根ざし、地域のみなさんに愛される企業を目指していきます。

<トヨタ紡織東北の概要>

(1)会社名 トヨタ紡織東北株式会社
(2)所在地 岩手県北上市相去町平林15番地13
(3)代表者 鈴木 栄次
(4)設立 1957年2月
(5)従業員数 570名
(6)資本金 17億円
(7)出資比率 トヨタ紡織株式会社:76%、関東自動車工業株式会社:20%、
セントラル自動車株式会社:3%、個人株主:1%
(8)生産品目 シート、ドアトリムなどの自動車内装部品

<宮城新工場の概要>

(1)所在地 宮城県黒川郡大衡村 第二仙台北部中核工業団地内
(2)生産品目 シート
(3)竣工 2010年8月
(4)操業開始 2011年1月
(5)従業員数 約130名(2012年末)
(6)敷地面積 約53,000m2
(7)建屋面積 約13,000m2
(8)投資額 約40億円

生産を開始した宮城新工場(宮城県大衡村)