ニュース
トヨタ紡織、シート、ドアトリムなどが新型「ノア」ならびに「ヴォクシー」に採用
トヨタ紡織株式会社(本社:愛知県刈谷市、取締役社長:沼 毅)は、シート、ドアトリムなどを開発し、トヨタ自動車株式会社が1月に発売した新型「ノア」ならびに「ヴォクシー」に採用されました。
1.シート
広く快適な室内空間確保と誰でも操作しやすい使い勝手の良いシートを目指しました。
1)キャプテンシート仕様のセカンドシート
7人乗り仕様車のセカンドシートはキャプテンシートで、クラス初※1のシート内蔵タイプのオットマン(①)とシートヒーターに加え、USBを追加した折りたたみ式大型サイドテーブル(②)を搭載しています。さらに、超ロングスライドで広い足元空間を実現し快適性向上に貢献しています。
※1コンパクトキャブワゴンクラス。2022年1月現在、トヨタ自動車(株)調べ
2)サードシートの構造
サードシートのクッション構造を従来の金属のバネとワイヤーの構造のものから、繊維の布ばねに変更することにより、乗り心地を向上しつつ、薄型化。サードシート格納時の折り畳みシート厚を14%削減し、セカンドシートをスライドする際、邪魔にならず、横スライドなしのロングスライドを可能にしました。操作しやすく、ロングスライド使用時もウォークスルーが可能になり、利便性向上にも貢献しています。
3)ワンタッチホールドシート(5:5分割サードシート)
サードシート(③)を格納し、荷室スペースを拡大する操作を、片手でもできる構造を開発しました。跳ね上げたシートの保持は、従来モデルではストラップ固定構造で、シートを押し込みながらストラップを装着するため、両手での操作が必要でしたが、今回の開発品はロック&ストライカー構造とすることで、片手での操作が可能になりました。また、薄型化したことにより、荷室スペースの拡大にも貢献しています。
4)その他
トヨタ純正用品(販売店装着オプション)として、助手席のシート背面に装着できる、アシストグリップ付きシートバックテーブルも開発しました。
2.そのほか搭載された当社製品
ドアトリム、キャビンエアフィルター、オイルフィルターなどに加え、ハイブリットシステム用モーターコアも生産しており電動化にも対応しています。