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社長年頭挨拶(要約)について

経営・事業

トヨタ紡織株式会社(本社:愛知県刈谷市、取締役社長:白柳 正義)は、1月9日(月)に新年式典を行いました。社長の白柳が社員に向けた年頭挨拶の要旨は以下のとおりです。

「頼りにされ、選ばれる企業」であり続けるために、更なる『競争力』の確保を。

現在、自動車業界は大変革期にあり、将来が見えにくい時代に入っています。この大変革期を乗り越え、未来においても「頼りにされ、選ばれる企業」であり続けるためには、「あらゆる意味での『競争力』を確保すること」に尽きます。これまで競争力強化活動を進めてきましたが、シート、内装、ユニット部品それぞれの部品単位で世界No.1の競争力があり、また、単品からシステムへ、より多くの品目、地域、開発領域をお客様から任せて頂けるだけの力をつけていくことが必要です。そして、2025年には内装システムサプライヤーとしてホームとなりグローバルサプライヤーを凌駕し、さらにその先の2030年のありたい姿である「インテリアスペースクリエイターとして新しい価値を創造」の実現に向けて、歩み続けていきたいと思います。

しかし、世の中の変化は大変速く、競争力の内容も変化し続けています。世界的に、エンジン車に代わりEV車が主流となる将来に向け、クルマそのものを大きく変える必要が出てきました。エンジン車の延長線上ではなく、車両構造を含め抜本的な見直しが必要になっており、シート・内装においても変革が必要です。一方、ユニット事業においてはモーターコアなど電動化部品のビジネス拡大のチャンスになります。このような環境下において、当社が世の中の変化を先取りして提案できるサプライヤーになることで、世界中のお客様に信頼され選ばれることにつながっていくと信じています。

このように、変化し続ける環境に追従するには、経営のスピードを上げ、時間も含めリソーセスを最大限有効に活用することが必要です。これまで、役員会議体の見直しや会議時間の削減を進め、その時間を、外を向く・考える・コミュニケーションを図ることに取り組み、そして、何より、競争力を高める土台である、風通しの良い職場風土づくりに労使一体となって取り組んでいます。

「好きだな、トヨタ紡織」を合言葉に、全員が当事者意識をもって、今日より明日を良くしていく。そんな1年にしていきましょう。

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