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トヨタ紡織、2020年Vision、2015年中期経営計画を策定 ~ Quantum Leap(発想の飛躍)を持って高い目標に挑戦 ~
トヨタ紡織株式会社(本社:愛知県刈谷市、取締役社長:豊田周平)は、2020年に向けた長期経営ビジョン「2020年Vision」、およびビジョン達成に向けた2015年までの中期経営計画を策定しました。トヨタ紡織グループは、社員一人ひとりが「Quantum Leap(発想の飛躍)」を持って地域別課題・機能別課題に挑戦し、執念を持ってやりきることで、チャレンジングな経営目標に取り組んでいきます。
Ⅰ.2020年Vision
1. | ビジョン策定の背景 | |
トヨタ紡織グループは、世界有数の内装・フィルターメーカーを目指し、2004年10月の合併から2006年度までを「強固な企業体質の創出期」、2007年度から2010年度までを「第2の創業期」と位置づけ、足元固めと成長基盤の確立に向けた取組みを行ってきました。しかし、今後の成長市場である新興国における競争の激化や海外生産シフトへの対応、既存ビジネスを維持した上での新規顧客への製品供給など、グローバルに勝ち残るための新たな体制の構築が急務であると考えました。 |
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2. | 2020年にありたい姿 | |
(1)世界中のお客様に最高のモビリティーライフを提案し続ける会社 | ||
① | トヨタ紡織独自のオンリーワン技術と一貫したモノづくりにより、各地域のライフスタイルにあった製品をいち早く提供している | |
② | お客様の期待を超える革新的な次世代製品を生み出し、独自価値の創造で存在感がある | |
③ | 新規事業への挑戦により、地球環境にやさしく豊かな生活をお客様に提供している | |
(2)すべてのステークホルダーから信頼され、共に成長する会社 | ||
① | 世界各地域で社員がいきいきと働き、多才な人材がトヨタ紡織に魅力を感じて集まっている | |
② | 社会・お客様・取引先・株主から頼りにされ、なくてはならないと言われている | |
③ | 世界各地域でどこにも負けないモノづくりができており、絶え間ない改善が行われている |
Ⅱ.2015年中期経営計画
2010年度までの「第2の創業期」に続く新たなステージとして、2011年度から2015年度までを「飛躍のための構造改革期」と位置づけ、4つの主要経営課題と経営目標を設定
1. | 主要経営課題 | |
(1)事業領域の拡大に向けた先端技術の追求 | ||
他社を凌駕する技術力の保有による、各地域ごとに最適な製品開発と事業領域の拡大 | ||
(2)新興国を中心としたグローバルでの事業拡大の加速 | ||
受注競争を勝ち抜くため、お客様のニーズにあった低価格な製品を開発・生産 | ||
(3)幅広い顧客拡大に向けた業務・組織改革 | ||
営業・技術など全社一体となった魅力的な製品の開発と受注活動に向けた体制整備 | ||
(4)日本事業のスリム、高効率、高付加価値化の徹底 | ||
グローバル本社としてモデルラインなどにおける効率化の徹底と高付加価値製品の開発・生産 |
Ⅲ.経営目標
1. 連結売上高・連結営業利益
【売上比率】
現在のトヨタ自動車向けの売上高を維持し、新規顧客・新規プロジェクトの獲得を通じて事業拡大を目指す。それに伴い、欧州や新興国をはじめとする海外生産を拡大する。