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トヨタ紡織、新開発したシート、内装品などがトヨタ新型車ヤリス クロスに採用
トヨタ紡織株式会社(本社:愛知県刈谷市、取締役社長:沼 毅)は、シートや内装品などを開発し、トヨタ自動車株式会社が発売した新型車ヤリス クロスに採用されました。
1.シート
【運転席6ウェイ パワーシート】Z、HYBRID Zに標準装備
運転席の前後スライド、リクライニング、シート上下の3つの機能を1つのモーターで駆動させ、それぞれの機能が1モーションのスイッチ操作で作動する機構を開発(世界初)。3つの機能がそれぞれのモーターで駆動していた従来品と比較し、シート作動性能を確保しながら、構成部品の最適化と軽量化によりコンパクトSUVへのパワーシートの提供を実現しました。
6ウェイで作動
技術概要
これまでのパワーシート用スイッチ機能に加え、ノブの操作で動力を伝えるマニュアルクラッチを内蔵したクラッチボックスを新開発。これにより、1つのモーターで作動する6ウェイパワーシートを実現しました。
関連特許 特許登録5件 出願公告5件(審査請求中)
クラッチボックスの機能説明動画はこちら
【4:2:4分割可倒式リヤシート(トヨタコンパクトSUV初)】
Z、HYBRID Z、G、HYBRID Gに標準装備
リヤシートの中央部だけを倒すことにより、長尺物をスムーズに積載でき、大人4人がゆとりをもって乗車することができます。また、シートを前倒ししたときに、シートバックとデッキボードに段差が生じないようシートの可倒部の位置を最適化し、使いやすいラゲージルームの実現に貢献しました。
2.内装
【6:4分割アジャスタブルデッキボード(トヨタコンパクトSUV初)】
Z、HYBRID Z、G、HYBRID Gの2WDに標準装備
載せる荷物の高さに応じて荷室床面の高さを2段階で調節でき、また左右を6:4で分割可能なデッキボードを開発。また、4:2:4分割可倒式リヤシートと組み合わせることで、さらに多彩なアレンジが可能。コンパクトSUVとしての荷物スペースの使い勝手向上に寄与しています。
6:4分割開閉イメージ
その他の内装品については、ドアトリム・カーペットなども採用されています。
3.ユニット製品(エンジン関連製品)
ハイブリッドシステム用モーターコア、エアクリーナー、キャビンエアフィルター、オイルフィルターなども採用されています。