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トヨタ紡織グループ2015年環境取り組みプラン

低炭素社会の構築に向けた技術開発と生産活動 循環型社会の構築に向けた技術開発と生産活動 環境負荷物質の低減と自然共生社会活動

「2015年環境取り組みプラン」の詳細 (PDF: 113KB)

「2015年環境取り組みプラン」5年間の総括

トヨタ紡織グループは、環境と事業活動が調和した持続可能な社会の実現を目指し、環境中期計画「2015年環境取り組みプラン」を策定し、目標達成に向けて取り組んできました。活動の結果、「CO2排出量・原単位」「廃棄物原単位」など、すべての目標を達成しました。

環境活動では、改善効果を把握するため、2005年のレートに固定し算出した売上高を用いて、原単位管理をしています。また、報告対象の範囲は以下のとおりです。

【報告対象の範囲】

  • トヨタ紡織: 18拠点
  • 米州地域: 地域統括会社1社、生産拠点12社
  • 中国地域: 地域統括会社1社、生産拠点12社
  • 日本関係会社: 生産会社8社、その他7社
  • アジア・オセアニア地域: 地域統括会社1社、生産拠点12社
  • 欧州・アフリカ地域: 地域統括会社1社、生産拠点7社

① 環境経営

(自己評価凡例 ○:目標達成)
2015年プラン
取り組み項目
2015年プラン 実績 自己
評価
マネジメント (1)連結環境マネジメントの強化と推進 ① 環境委員会活動の充実による環境負荷低減活動の推進
② 環境マネジメントシステム構築、運用の充実による継続的改善の推進
③ トヨタ紡織グループの環境法令の遵守、環境リスク未然防止活動の強化
  • 日本以外の全地域・全社で環境リスクマップ作成完了。工場敷地内外の巡回実施
  • 対象会社:計画どおりISO14001認証取得(累計86工場)
  • 環境法規遵守のためのグローバル規定を策定し監査実施
(2)ビジネスパートナーと連携した環境活動の推進 仕入先に環境マネジメントシステム(EMS)の構築と運用、および遵法対応を要請
  • ISO14001認証取得対象会社:外部認証継続取得推進
(3)製品開発における環境マネジメント 開発段階でのLCA*1管理の着実な推進
  • 代表車種のLCA値算出・公表
(4)サステイナブル・プラント活動の推進  
  • 長期「2050年環境ビジョン」、中期「2020年環境取り組みプラン」策定完了
(5)環境教育活動の充実とグローバル推進 ① 社員の環境意識向上のため、環境教育の体系化と実践
② トヨタ紡織グループ各社と連携したグローバルでの環境教育・啓発活動の推進
  • 環境教育体系に基づき、グローバルでの環境教育実施
  • 環境国際動向の講演会開催(6月)
  • 省エネ効果が体感できる展示会・優秀省エネ事例の表彰式・省エネ講演会開催(2月)
(6)環境情報の積極的な開示によるステークホルダーとのコミュニケーション活動の充実 ① トヨタ紡織レポートほか、環境情報提供の一層の充実
  • ウェブサイトリニューアルによる環境情報の充実
  • 日本、日本以外の地域の製品展示会において、継続的に環境製品を出展し、環境技術をPR
  • トヨタ紡織レポート、社内報でグローバルな環境活動を発信
② 地域社会とのコミュニケーション活動の推進 地域社会とのコミュケーション活動を推進
  • 工場見学などを通じた環境活動の紹介、環境教育を実施
  • 地域懇談会を通じた情報交換の実施
  • 地域環境ボランティアの推進

*1 Life Cycle Assessment: 原材料から製品がつくられ、廃棄されるまでの間に、環境に与える環境負荷を総合的に評価すること

② 低炭素社会の構築に向けた技術開発と生産活動

(自己評価凡例 ○:目標達成)
2015年プラン
取り組み項目
2015年プラン 実績 自己
評価
開発

設計
(1)次世代自動車に対応した技術開発の推進 ① 燃費性能向上のための軽量化製品の開発推進
  • リヤシート用ウレタンパッド、薄肉軽量パッドを製品化
  • 高耐衝撃バイオプラスチックを活用して、軽量発泡ドアトリム基材の開発に成功
② 新型車の全プロジェクト単位で軽量化目標を設定し、推進
  • 新構造、新工法を提案、おり込みを実施
生産

物流
(2)生産活動におけるCO2排出量の低減 ① 新設工程CO2排出量30%低減を目標とした生産技術の開発推進
  • 新規ライン・設備導入時の確実な省エネチェック、対策のおり込みによる計画段階でのCO2低減活動の推進
  • 中長期での開発テーマ(設計・開発・生産準備段階)の立案と効果のめど付けを実施
② 日常改善によるCO2排出量低減活動の推進、再生可能エネルギーの活用推進

コージェネレーション設備、再生可能エネルギー活用設備の計画的導入推進
  • 省エネ診断の継続と投資ゼロアイテムのやり切りをグローバルに展開しCO2削減目標値を達成
  • コージェネレーション設備導入検討および計画的導入を実施(2014年岐阜工場導入、2016年猿投工場計画)、太陽光発電設備の計画的導入の実施(2013年、2014年刈谷工場導入)
(3)物流活動におけるCO2排出量の低減 輸送効率向上活動の推進
  • 輸送効率向上活動の一層の推進:同一方向への納入便を統合、輸送積載率の向上活動実施
<生産・物流におけるCO2排出量> *下の図をご確認ください。

<生産・物流におけるCO2排出量>

生産・物流におけるCO2排出量

③ 循環型社会の構築に向けた技術開発と生産活動

(自己評価凡例 ○:目標達成)
2015年プラン
取り組み項目
2015年プラン 実績 自己
評価
開発

設計
(1)限りある資源を有効利用したリサイクル設計、技術開発の推進 部品点数削減および解体性を向上させた リサイクル設計の推進 <シート>
  • ハッチバック系車種のリヤシート共通化フレームの展開完了
<トリム>
  • 正式図を発行した車種の解体性向上マークを設定し、リサイクル性向上に寄与
  • 3R*2、環境に関する部品別チェック項目を確認し、おり込み完了
  • 性能に影響しない範囲で部品点数、締結点数の削減を実施
(2)CO2循環可能な植物由来材料の開発と採用拡大 ケナフなど植物由来材料の開発と製品化推進
  • ケナフ製品の継続的採用
  • 新技術の製品化展開
    • ケナフ繊維を用いた射出成形技術を開発し、エアクリーナーケースを製品化
    • 天然繊維を用いた基材と裏面樹脂部品の同時成形技術を開発し、内装部品を製品化
  • バイオシナリオの作成、天然繊維以外のバイオ系ロードマップの作成による新規アイテムへの開発着手
生産

物流
(3)生産活動、物流活動における排出物の低減と資源の有効利用 ① 歩留まり向上などの発生源対策による排出物低減と資源有効活用の促進
  • 歩留まり向上による廃棄物低減
  • 廃棄物の利材化を推進
  • ケナフ端材のリサイクル化
  • 原料の梱包容器変更による容器のリサイクル化
② 各国・各地域の水環境事情を考慮し、個別に目標設定・継続的な水使用量の低減
  • 生産工程の冷却に使用した排水を冷却塔で再利用
  • 雨水および空調機器の中で発生した水の再利用
③ 包装仕様のスリム化、容器のリターナブル化の推進
  • 改善事例を確実に横展開し、包装改善 36件/年達成
<廃棄物排出量、梱包・包装資材使用量> *下の図をご確認ください。

<廃棄物排出量、梱包・包装資材使用量>

廃棄物排出量、梱包・包装資材使用量

*2 Reduce、Reuse、Recycle:「減らす」・「繰り返し使う」・「再資源化」

④ 環境負荷物質の低減と自然共生社会活動

(自己評価凡例 ○:目標達成)
2015年プラン
取り組み項目
2015年プラン 実績 自己
評価
開発

設計
(1)製品含有化学物質の管理強化 環境負荷物質の確実な切り替えおよび管理体制の強化
  • グローバルで材料導入時の成分確認(入口管理)のしくみと化学物質リストの作成完了
  • 臭素系難燃剤など、環境負荷物質の切り替え実施
  • 部品VOCの低減および管理体制を強化
生産 (2)生産活動における環境負荷物質の低減 PRTR*3・VOCなど大気汚染物質の排出抑制
  • 離型剤塗布ロボットの塗布範囲を見直し、使用量低減
  • 有機溶剤から水性溶剤への切り替えによるPRTR・VOCの低減
社会との連携 (3)生物多様性保全に向けた取り組み 生物多様性ガイドラインを策定し地域周辺の生態系との共生を図る
  • 「トヨタ紡織生物多様性基本方針」に基づき、グローバルで環境保全活動を推進
(4)自然と共生するための社会貢献活動の推進 周辺地域やトヨタ紡織グループと協力した環境保全・森林整備・植林などの環境社会貢献活動の推進
  • グローバルで地域やグループ各社と協力して植林・森林整備・森づくり活動を推進し、自然環境保全に貢献
    • 日本地域: 5ヵ所
    • 日本以外の地域: 4地域16ヵ国
    • 活動累計: 210活動
    • 植林数: 3万本

*3 Pollutant Release and Transfer Register: 化学物質排出移動量届出制度