自動車用シート

シート

シート機能部品

乗用車用シート

写真:レクサスLX
レクサスLX

人間工学に基づき、多くのユーザーが快適な運転姿勢を維持できる形状と構造を採用し、個人の体形差を吸収。長時間ドライブでも、疲れにくく快適なシートを開発しています。
また、レクサスLXからトヨタプリウスまで、幅広い車種の要求性能および仕様に適合した、多種多様な機能部品の開発も行っています。

写真:トヨタセンチュリー
トヨタセンチュリー
写真:トヨタGRカローラ
トヨタGRカローラ
写真:レクサスLBX
レクサスLBX
写真:トヨタプリウス
トヨタプリウス

ワンモーター式パワーシート

写真:ワンモーター式パワーシート
1前後スライド 2リクライニング 3シート上下

調整機能ごとに搭載していた複数のモーターを1つのモーターに集約し、それぞれの機能を1モーションのスイッチ操作で作動できるシートです。
従来品に比べ、構成部品を最適化・軽量化し、コンパクトカーへのパワーシートの採用を可能としたことが高く評価され、「第71回自動車技術会賞 技術開発賞」を受賞しました。

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イージーリターン

写真:イージーリターン

運転席足元のシートスライドレバーでお好みのシートポジションを記憶させておき、乗降の際はシート側面のメモリーレバーを操作することで、記憶させたシートポジションへ簡単に復帰できる機能です。
小柄な方などが、乗降のたびにシートスライドを調整する煩わしさを解消し、快適な乗降をサポートします。

シートベンチレーションシステム

写真:シートベンチレーションシステム

シート内部に装備されたファンで、背もたれと座面から空気を吸い込み、不快な蒸れを防止する機能です。車両のエアコン風量と連動して、シート内部のファンの吸い込み量を自動でコントロールし、夏場の車室内の快適性を向上させるタイプもあります。

新クッション長可変機構

写真:新クッション長可変機構

フロントシートの座面長さの調整機構を新構造にすることで、高身長の乗員でも膝裏までサポートすることができ、快適性の向上に寄与しています。また、新構造では座面の長さを変更しても溝ができず、より快適な座り心地を実現しています。

シート加飾

写真:シート加飾

日本の伝統的な刺繍技法のひとつで、着物などの柄に光沢や奥行きを持たせるために用いられてきた「菅縫い」(すがぬい)に着想を得た刺繍柄を開発。
シンプルでありながら奥深さを感じる加飾となっています。

エグゼクティブラウンジシート

写真:エグゼクティブラウンジシート

アームレスト付きの一人掛けシートに、格納式カップホルダーやシートテーブル機能を内蔵しました。また、シートスライドやリクライニングおよびオットマンを電動で作動させる機能も装備し、極上の座り心地を実現したセカンドシートです。

写真:アームレストと格納テーブル
アームレストと格納テーブル
写真:パワーオットマン
パワーオットマン
写真:快適温熱シート+ベンチレーションシート
快適温熱シート+ベンチレーションシート

スポーツシート

写真:スポーツシート

CFRP※1を使用し、独自の繊維技術により強度と剛性を最大限に引き上げるとともに、極限の軽量化を実現しました。FIA※2の安全規格に適合した製品です。

  • Carbon Fiber Reinforced Plastics:炭素系複合繊維
  • Federation Internationale de l‘Automobile:国際自動車連盟

シート骨格

写真:シート骨格

トヨタ自動車(株)、アイシン精機(株)(現(株)アイシン)、シロキ工業(株)(現 アイシンシロキ(株))と共同開発した、フロントシート骨格です。高張力鋼板の採用で、軽量化と強度向上を両立するとともに、体を支える最適な構造を採用することで乗り心地性能の向上を図りました。さらに構造の見直しにより、衝突時の鞭打ちによる頸部への影響を低減させ、安全性能向上にも貢献しています。

ラウンドリクライナー

写真:ラウンドリクライナー

シートバックの角度調整と保持をするリクライニング機構の構成部品です。あらゆる仕様のシートに対応するために、多彩な調節角度と作動範囲のラインナップを保有しています。また、独自の精密プレス加工技術を駆使し、世界トップクラスの生産性と良品率を実現しています。

精密プレス加工技術 FHS工法

ロングスライドレール

写真:ロングスライドレール

シートスライド操作力をコントロールします。従来品と比較し、着座操作時は▲18%、3列目に乗り込む際の操作時は▲75%の操作荷重を低減。軽々としたシートスライド操作を実現しています。