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社長年頭挨拶(要約)について

経営・事業

トヨタ紡織株式会社(本社:愛知県刈谷市、取締役社長:沼 毅)は、1月6日(月)に新年式典を行いました。社長の沼が社員に向けた年頭挨拶の要旨は以下のとおりです。

「お客様第一」「現地現物」「コミュニケーション」を改めて大切に

CASEやMaaSの進展にともない、今、技術革新の大きな波が押し寄せています。この自動車業界の大変革期を乗り切り、次の100年を生き抜いていくために何をすべきか。2020年は、私たちの将来を築く節目の年になると考えています。

トヨタ紡織は、移動空間の新価値創造を主導するインテリアスペースクリエイターを目指して取り組む中、今年1月にアメリカで開催されるCESでは、未来の自動運転を想定した新しい車室空間を提案し、ニーズに応じた多彩なシートアレンジや、乗員の状態を感知して空間を制御する技術を紹介します。

また、2020年経営計画の最終年度として、経営計画の成果を刈り取る年であると同時に、次期中期経営計画を作り上げる重要な年です。今年竣工する「ものづくり革新センター」と「グローバル本社」を最大限に活用して業務効率化に取り組み、サプライチェーン全体のムダ排除など、従来のビジネスモデルを変える程の徹底した原価低減活動を推進し、競争力強化につなげていきたいと思います。

次の100年を築き上げていく中で、改めて大切にしていきたいのは、私のモットーでもある「お客様第一」「現地現物」「コミュニケーション」です。

「お客様第一」は、真のお客様であるエンドユーザーの目線で何が大切かを考えて、いかに自分の仕事が、お客様の満足と感動につながっているかを意識することです。特に品質向上活動においては、本社と各地域の経営トップがクオリティファーストリーダーとなって重点的に取り組んでいます。

「現地現物」は、真因を見つけることを人任せにせず、現地で直接メンバーの話を聞き、工程と製品をよく観察して、現地で課題を自ら見極めることです。現地現物で事実とデータを基に、よい未来を創造するためのロードマップを確立していきます。

「コミュニケーション」は、丁寧に相手の話を聞くことで、相手が何に困り、何を必要としているかを理解し、自分に何ができるかをよく考えて、相手の期待を超えるレベルの提案ができるようになることが大切です。

将来のありたい姿を実現させるため、人づくり、モノづくり、技術開発という私たちの強みをさらに深化・進化し、失敗を恐れず、何事にも果敢に挑戦して頂くようにお願いします。

※Consumer Electronics Show(全米民生技術協会が主催する電子機器の国際見本市)

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