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トヨタ紡織、シート、内装品などが新型「クラウン(クロスオーバー)」に採用
トヨタ紡織株式会社(本社:愛知県刈谷市、取締役社長:白柳 正義)は、シート、内装品などを開発し、トヨタ自動車株式会社が今月発表し、2022年秋頃より発売予定の新型「クラウン(クロスオーバー)」に採用されることとなりました。
1.シート
【車両にふさわしい高級感のある見栄えと乗り心地を追求したシート】
1)内装の高級感演出に貢献
シートカバーは光輝剤入りの表皮材で加飾※1を施し、金属加飾したドアトリムなどと室内の親和性を高めるとともに、窓越しにも目を引くシートとすることで、高級感を演出しています。
※1 CROSSOVER G、CROSSOVER RSグレード
2)クッション性、フィット感の向上
①シートカバーを深く引き込む「深吊り構造」を採用し、臀部の圧力集中を低減させることでクッション性を向上しました。
また、深吊り構造より陰影が強調され、より立体的で仕上がり感の高いデザインになっています。
[フロントシートA-A断面模式図]
②クッションサイドのフラット化
フロントシートは、座面のクッションサイドが人体との接触面積が増えるよう形状と材料を見直し、フィット感を向上させました。
3)乗降性の向上
新型クラウンの新しいクーペタイプの車両スタイルに対応し、リヤシートはホールド性を確保しながらも、シートのサイド部を車両外側に向けて緩やかに傾斜する形状にするとともに、乗降時に脚を乗せた際の沈み込み量を増やすことで地面に足がつきやすくなり、車両へのよりスムーズで、美しい所作での乗り降りが可能となりました。
2.内装品
【ドアトリム】
ドアトリムの一部に高耐衝撃プラスチック※2を最適配合し、さらに高倍率発泡をすることで、耐衝撃性を維持しながら、ポリプロピレン基材に比べ約20%の軽量化を実現しました。
※2 三井化学株式会社と共同開発「タフマー™CR-1202」
[高耐衝撃プラスチック 参考サイト]
https://www.toyota-boshoku.com/jp/development/product_technology/foam/
また、リヤ席のドアトリムにはロングプルハンドルを採用しました。ドアのプルハンドルを好きな位置で握ることができ、より快適な乗降・ドアの開閉に寄与しました。
【パッケージトレイ】
基材に植物材料であるケナフ※3を使用し、カーボンニュートラル実現に貢献しています。
※3 成長が早く、短期間で収穫可能な一年草で、成長時のCO2吸収能力が高いとされる。
パッケージトレイ
3.そのほか搭載された当社製品
天井、フロアカーペット、キャビンエアフィルター、オイルフィルター、エアクリーナーなど