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トヨタ紡織、「CES 2022」に出展~MaaS社会に向けた将来の車室空間ソリューションを提案~

製品・技術・展示会

トヨタ紡織株式会社(本社:愛知県刈谷市、取締役社長:沼 毅)は、202215()から18()に、米国ネバダ州ラスベガス市で開催される「CES 2022※1」に出展します。
CASEやMaaS の進化スピードが加速し、自動車に対するお客様ニーズが大きく変化する中、トヨタ紡織は、移動空間の新価値創造を主導する「インテリアスペースクリエイター」を目指しています。今回のCES 2022では、MaaS社会に向けた車室空間ソリューションとして、将来の自動運転を想定した2つの車室空間を提案します。

1.展示品
1)MaaSシェアライド空間コンセプト「MX221※2
2030年以降の自動運転レベル4を想定し、都市部でのシェアモビリティの車室空間を「Diversatility※3 をコンセプトテーマに、シートレイアウトや内装アイテムを変更することで、多様な移動ニーズや利用シーンに合わせた空間を提案します。
また、乗員の状態やシーンに応じて空調や照明、音響、香り、振動刺激、映像を最適に制御する先進システムを搭載し、新たな価値を提供します。

MX221は、トヨタグループの株式会社ジェイテクト、株式会社アイシン、株式会社デンソー、豊田合成株式会社、株式会社東海理化と当社の6社連携による先進先行技術を搭載しています。

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【主な搭載アイテム】
・6つの先進システム
 ①クリーン維持システム ② シームレス乗降システム ③ 空間サービスシステム ④ ヘルス&セーフティシステム ⑤ 多様な空間システム ⑥ サステナブルシステム

・交換、脱着可能な可変性を持つ空間
多様なユーザーに合わせて可変できるシートレイアウトグレードに合わせて、シートモジュールやシート構成部品が脱着・交換できる構造
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2)MaaSサービス空間コンセプト「MOOX※4
ビジネスやエンターテインメントなど様々なサービスで空間活用されることを想定したMaaS空間を提案します。用途に応じてシートや内装アイテムを脱着交換して効率的に空間をアレンジできるテイラードスペースシステムを搭載。また、車両位置情報と連動したコンテンツ提供や、乗員行動や感情を推定し、状態を誘導する五感制御システムで、新たな体験を提供します。

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【主な搭載アイテム】
・透明ディスプレイや五感刺激デバイスを活用したバーチャルツアーコンテンツ体験
・非接触での乗員の状態モニタリング
・非稼働時の深紫外線除菌システム

2.出展場所
ラスベガスコンベンションセンター West Hallブース番号6467

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なお、1月5日(水)~1月31日(月)に開催されるオンライン展示会にも出展し、MX221やMOOXの機能を映像などでご紹介しています。

CES出展に関する当社サイト
https://tech.toyota-boshoku.com/ces2022/?utm_source=press

※1.「CES」:Consumer Electronics Show...全米民生技術協会が主催する電子機器の国際見本市
※2. 「MX221」:Mobility Experience 2022 1st model
※3.「Diversatility」:VersatilityDiversityを合わせた造語。多様なユーザーに合わせて可変性をもつ空間
※4.「MOOX」:MOBILEBOXを合わせて、移動時間を自在に活用できる個室を意味する造語

(ご参考:各展示品の搭載アイテム協力会社)
・MX221
 NTTソノリティ株式会社、Autoneum AG、株式会社松永製作所、TBカワシマ株式会社、Oechsler AG
・MOOX
株式会社NTTドコモ、株式会社豊田中央研究所、フォスター電機株式会社、株式会社ReBock、サン電子株式会社

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