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トヨタ紡織、パキスタンで自動車部品の合弁生産に合意

経営・事業

トヨタ紡織株式会社(本社:愛知県刈谷市、取締役社長:豊田 周平)は、パキスタンの自動車部品メーカーであるタール※1(Thal Limited、CEO:Asif Rizvi)、豊田通商株式会社(本社:愛知県名古屋市、取締役社長:加留部 淳)の3社で、自動車部品を生産する合弁会社をパキスタンに設立することに合意しました。新会社「THAL BOSHOKU PAKISTAN (PRIVATE) LIMITED」(タール紡織パキスタン)は、トヨタ紡織グループにとって、パキスタンにおける初めての生産拠点となります。

パキスタンは、継続的な人口増加により大きな成長が期待される市場で、自動車の生産台数も大幅な増加が見込まれています。トヨタ紡織グループは、この潜在性の高いパキスタンにおいて、新たに生産体制を整えます。これまでタイをはじめとする各国で、パキスタンに供給するシートフレーム構成部品やエアクリーナーを生産してきました。その工程の一部を、タール社の工場を活用する新会社に移管し、2014年7月より生産を開始します。将来的には、シート組立をはじめとする事業拡大を目指します。

トヨタ紡織グループは、一層の最適生産・最適物流体制を構築し、より魅力的で快適、安全な移動空間を、世界中のお客様に提供していきます。

新会社の概要

1. 会社名 THAL BOSHOKU PAKISTAN (PRIVATE) LIMITED
2. 所在地 パキスタン・イスラム共和国 カラチ市 (Thal Limited 敷地内)
3. 代表者 アシフ リズビ(Asif Rizvi、Thal Limited CEO)
4. 設立 2013年8月
5. 資本金    1.9億パキスタンルピー※2(約1.6億円)
6. 株主構成

Thal Limited    55%
トヨタ紡織株式会社         35%
豊田通商株式会社         10%

7. 生産品目 自動車用シートフレーム構成部品、エアクリーナー
8. 生産能力 約5万台/年
9. 生産開始 2014年7月
10. 建屋面積  約800m2
11. 投資額 約1.4億パキスタンルピー(約1.1億円)
12. 従業員数 約30名(生産開始時)

※1 現地財閥House of Habibのグループ会社で、カーエアコンやワイヤーハーネスなどの生産会社
※2 為替レート 1パキスタンルピー/0.83円

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