ニュース

トヨタ紡織、施設来場者の行動や属性を可視化するシステムを開発し、属性データ等の提供サービスを開始

製品・技術・展示会

トヨタ紡織株式会社(本社:愛知県刈谷市、取締役社長:白柳正義)は、施設内に設置した複数のセンサーやカメラで収集したデータを複合的に処理するアルゴリズムで、施設利用者の行動や属性等を可視化するシステムを開発し、中部国際空港株式会社に属性データ等の提供サービスを開始しました。このようなサービスを行うのは初めてです。

当社は快適な車室空間を創造する中で、人の状態を取得、推定、誘導する開発を進めており、その技術を生活空間に応用しました。

開発したシステムは、空港内に設置されたWi-Fiパケットセンサー、人数カウントセンサー、顔認識カメラを活用した属性推定センサーから取得したデータを複合的に処理し、来場者の行動、来場目的、滞在時間、エリア別利用割合、人数、性別、年齢、感情等の属性を可視化します。可視化されたデータを活用いただくことで、空港のお客さまの客層に応じた商業施設のPR検討や実施イベントの効果測定やお客さま満足度向上につながる企画検討に活用いただくことができます。
※センサー類から取得したデータで来場者の行動を推測しますが、個人情報が記録されることはありません。また、顔認識カメラから取得した画像データは、年齢、性別、感情等の属性を推定後、即時削除されるため、個人情報が記録されることはありません。

221104-1.png

今回の取り組みは、中部国際空港株式会社、名古屋大学、株式会社豊田中央研究所と共に空港内での商業利用機会向上、満足度向上の施策に繋げる目的でスタートし、実証実験を経て、本運用いただくこととなりました。

開発協力:
東海国立大学機構名古屋大学(センシング技術支援)、株式会社豊田中央研究所(アルゴリズム開発支援)

印刷