CSR情報 Social Activities

社員とともに

基本姿勢

トヨタ紡織グループは、「世界各地域で社員がいきいきと働き、多才な人材がトヨタ紡織に魅力を感じて集まっている」という姿の実現を目指しています。すべての社員が会社を「One Team」と感じ、誇りと夢を持って働き、仕事が楽しい、と感じることができる職場づくりを推進。すべての社員とともに企業価値向上という目標に向かって成長していきます。

人事労務

人間性の尊重

社員が共有すべき基本理念や、価値観や行動原則を定めた「TB Way」に社員の個性・人間らしさを尊重することを明記し、その徹底を図っています。人種・性別・国籍・宗教・障がい・疾病などによる差別や不当な中傷などは、これを禁じるとともに、児童労働・強制労働を排除し、各国・各地域の法令・社会規範の遵守を徹底しています。

人事労務の基本的な考え方

人事労務の基本的な考え方

雇用の安定と公正・公平な評価・処遇

良好な労使関係を基盤に、「安易なレイオフをしない安定した雇用」「労働条件の中長期的かつ安定的な維持・向上」を目指し労使相互の責任を果たすべく努めています。また、当社が大切にする価値観を反映した評価基準に基づく評価で、人材育成を促進するとともに公正・公平な処遇の実現に努めています。

「いきいき働き方改革」の推進

「いきいき働き方改革」は、当社が取り組む、組織、風土改革チャレンジです。社員が明るく楽しく働くことができる職場づくり、より柔軟で、効率的、創造的な職場づくりに取り組んでいます。これまで計画的・効率的な業務運営や文書の電子化などに取り組んできました。2019年度からは、「テレワーク制度」を事務・技術職に導入し、社員の多様な働き方の選択肢を増やしました。今後も、社員が働きやすい環境整備を加速していきます。

いきいき働き方改革の鳥瞰図

いきいき働き方改革の鳥瞰図

社員満足度(いきいきKPI)肯定回答率の推移[トヨタ紡織]

年度 2015 2016 2017 2018 2019
社員満足度
肯定回答率(%)
61.5 65.0 66.0 67.8 67.2

年次有給休暇取得率の推移[トヨタ紡織]

年次有給休暇取得率の推移 [トヨタ紡織]
*1 長欠者、海外赴任者除く
出典 : 全産業のデータは厚生労働省 就労条件総合調査による

グローバル人材戦略

全世界に多くの拠点を展開するトヨタ紡織グループにとって、成長戦略を実現する人材を確保し、配置、育成するための人材戦略は最重要な経営課題の一つ。2025年度を見据えた「グローバル中期要員計画」に沿って、事務・技術系、技能系、高度な専門性を持つ人材などの要員確保、人材配置と成長戦略との適合などを図り、事業展開を支えています。
また管理職以上は、職能と職務を融合し、それぞれのメリットを生かしたグローバル共通の人事制度(Global HR Platform)を活用してグローバル最適配置を実現し、人材育成を促進することで、グローバルにおける組織力の最大化を図っていきます。

Global HR Platformの適用対象

Global HR Platformの適用対象

Global HR Platform 適用人数の推移

年度*2 2017 2018 2019
適用者数(人) 1,301 1,353 1,377

*2 集計は翌年度の4月1日

ダイバーシティ&インクルージョンの推進

多様なキャリアや働き方(主体的選択)を尊重し、国籍や年齢、性別、心身の障がいによらず、その多様性を受容して、それぞれの活躍・貢献に報いる制度、誰もがチャレンジ・活躍できる制度と環境整備を進めています。

グローバルな視点での人材の採用と最適配置による活躍促進

日本以外の地域のグループ会社からのトレーニー(研修生)受け入れや、地域をまたぐ異動の活性化、世界各国の大学からインターンシップの受け入れや採用を積極的に実施し、多様な人材の活躍を促進しています。

女性社員の活躍推進

キャリア形成やワークライフバランスに対する支援、本人と上司の意識改革などを通じて、やりがい・働きがいを感じ、働き続けられるしくみや職場環境づくりに取り組んでいます。

育児休職制度・短時間勤務制度 利用者数の推移[トヨタ紡織]

年度 2015 2016 2017 2018 2019
育児休職制度(人) 149(9) 169(6) 197(8) 178(8) 205(20)
短時間勤務制度(人) 98 111 142 132 167

( )内は男性利用者数で内数

人にやさしい工程・環境づくり

障がいのある社員や女性、シニア層でも働きやすく、いきいきと活躍できる、人にやさしい工程設計、制度設計、環境整備、管理・監督者の教育などを推進しています。

定年後の再雇用者数の推移[トヨタ紡織]

年度 2015 2016 2017 2018 2019
再雇用者数(人) 163 193 219 267 314

障がい者雇用率の推移[トヨタ紡織]

年度 2015 2016 2017 2018 2019
障がい者雇用率(%) 1.90 2.04 2.19 2.20 2.21

日本以外の地域の幹部に占める現地社員の割合

  2018年4月 2019年4月 2020年4月
現地社員割合(%) 14 19 23

技能系女性活躍推進W/G

技能系職場の女性社員の声を施策に反映し、よりいきいきと働ける職場とするため、2019年度、技能系女性活躍推進W/Gを実施。
2020年8月より、交替勤務職場での常昼・常前直(常夜・常後直)勤務制度の導入、短時間勤務制度の対象拡大を実施します。

技能系教育

技能育成センターでは、安全・品質・納期・原価を高いレベルで達成できる人材育成を目的に知識教育・実践教育を実施し、職場力向上と自律化をサポートしています。

2019年度も継続的な教育研修に取り組み、PMR研修を立ち上げ工場運営(安全・品質・生産・原価・人事)に基づく研修を実施しました。技能コンクールでは16職種(コマ大会を含む)で、高度な技能の底上げをグローバルで図っています。
また、聴覚障がいを持つ技能者を対象に、手話通訳付きで安全体感道場と技能修得制度の「安全・品質・TPS(トヨタ生産方式)・TPM*3」座学研修を実施。2020年度は、ものづくりの足許固めとして、金型保全認定制度に基づく教育の実施や日本以外の国での保全教育拠点整備と指導員の育成など、オールトヨタ紡織での保全力向上に取り組みます。

*3 Total Productive Maintenance : 全員参加の生産保全

技能系教育

技能検定合格者の推移(延べ人数)

技能検定合格者の推移(延べ人数)

トヨタ紡織学園

「心・技・体」のバランスが取れグローバルに活躍できる「核となる若手人材育成」を推進しています。毎年、カナダでの研修や他学園との交流を実施するなど、さまざまな経験を通し、職場で活躍できる社員を育成。日本だけでなく日本以外の地域事業体の若手社員も学んでおり、オールトヨタ紡織の人材育成を行っています。

オールトヨタ紡織技能コンクールを開催

毎年、技能コンクールを開催し、グローバルに技能を磨いています。
2019年度は16職種で222人が技を競い合いました

強い管理・監督者の育成

管理・監督者研修のグローバル展開を進めるとともに、変わりゆくものづくり現場を反映した基本技能研修や保全教育を、各地域の拠点で実地教育できる環境整備を推進しています。

極めたものづくり技能

からくり

からくり研修では、日本以外の国からの研修生も迎え入れ、からくり改善の風土を根付かせています。「からくり改善®工夫展」では、2019年度に6事例を出展し、豊橋工場製造部が「アイデア賞」を受賞。
7年連続の入賞となりました。

からくりのしくみを理解する
からくりのしくみを理解する

技能コンクール

オールトヨタ紡織技能コンクールでは、サプライヤーを含む16カ国16職種(コマ大会含む)222人の選手が一堂に会し、高技能を競い合いました。

保全力の強化

機械系、電気系、金型保全など、短期の技能専門講座やニーズに合わせた教育を活用し、保全力の向上に取り組んでいます。2018年度はアメリカに保全道場をつくり、グローバルに保全力強化を進めました。

安全行動できる人材育成

「安全体感道場」に、実際の災害を教訓とした「高所作業体感装置」を2018年度に導入し、転落事故防止を図っています。危険感受性を高め労働災害ゼロを目指し、災害の未然防止を図っています。2012年度の開講から、関係会社や外来工事業者、日本以外の地域を含め、受講者総数は1万人を超えました。

安全体感道場受講者累計数

安全体感道場受講者累計数

トヨタ紡織学園

心身・技能・知識を身につけグローバル感覚を持った
将来、技能系職場の核となる人材の育成に取り組んでいます。

日本以外の地域の若手社員育成

2016年度から毎年、日本以外の地域から学園生を受け入れています。
帰国後は、学園で学んだ「仕事に取り組む姿勢」を大切に、主に設備保全の担当として設備故障率低減による生産性向上に取り組んでいます。

技能五輪国際大会で当社初の金メダル獲得

2017年10月、アラブ首長国連邦で開催された第44回技能五輪国際大会にトヨタ紡織学園所属の2人が出場し、メカトロニクス職種で金メダルを獲得。
また、各国の出場者の中で最高得点を獲得選手に贈られるベストオブネイション(各国のMVP)も獲得しました。1人はメカトロニクス職種で培った技能を活かし、トヨタ紡織学園でロボットの指導者として活躍し、もう1人は五輪選手の指導者として磨いた技能を継承しています。

技能五輪国際大会

修了生の会「機紡の会」

修了生同士でさらに縦横のきずなを強くするとともに、各職場でリーダーとして会社に貢献し続けることを誓い合いました。
学園時代に築いた横のつながりに加え、先輩後輩の縦のつながりを築きます。年に1度行われる定期総会には毎年多くのメンバーが参加し、修了生相互のきずなを深めています。

機紡の会

グローバルな安全衛生と健康づくりの推進

「安全衛生基本方針」に基づいて、「社員の安全と健康はすべてに優先する」という企業風土を確立するために、労使が協力して安全衛生活動を展開・実施しています。また、労働安全衛生マネジメントシステム(OSHMS)に沿った安全衛生活動をグローバルに行っています。さらに、火災事故を絶対に発生させないため、トヨタ紡織の火災防止の考え方を各地域へ発信し、トップによる火災防止点検の実施や、有事の備えとして消火器・消火栓を使った訓練を全員参加で実施し、防火意識の向上を図っています。
健康づくりでは、「トヨタ紡織 健康宣言」に基づいて、全社員の健康診断実施、生活習慣病の予防活動、喫煙率の低下などに取り組み、「健康経営優良法人2020」に認定されました。今後も運動促進、食事、メンタルヘルスなどの企画を進め、社員の健康に対する意識を引き続き高めていきます。

安全衛生基本方針

安全をすべてに優先する企業風土を確立するために、我々は人々の安全と健康確保および環境保全ができない限り、物をつくったり、取り扱ったり、輸送したり、廃棄しない。

社員の健康増進を経営課題の一つと捉え、中長期的に健康増進活動を推進していくため、2019年に「トヨタ紡織健康宣言」を策定し、発表しました。
社員がより一層働きやすく、健康に生活できるように、今後も労使一体となって、いきいきと働くことができる会社づくりを進めていきます。

トヨタ紡織 健康宣言

心と体の健康は、明るく元気よく未来に向かってチャレンジしていくための
原動力であり、社員一人ひとりの幸せやご家族にとっても大変重要です。
ビジョンにある
「すべてのステークホルダーに信頼されともに成長する会社」になるために、
労使一体となり健康でいきいき働くことができる会社づくりに努めることを
宣言します。

トヨタ紡織株式会社
 取締役社長
 沼 毅

健康経営推進体制

グローバルで推進している「安全・衛生・環境機能会議」の中で社員の健康保持増進活動を推進しています。
統括責任者の下、グローバル安全衛生環境部 健康推進室をはじめ、産業医、経営企画部、グローバル人材開発部、健康保険組合を推進部署として、年間計画に沿った取り組みを進め、いきいきと働きやすい職場づくりを進めています。

健康経営推進体制図

労働安全衛生活動のグローバルマネジメントの構築

「安全衛生基本方針」に基づいて「社員の安全と健康はすべてに優先する」という企業風土を確立するために労使が協力して安全衛生活動を展開・実施しています。
ISO45001の発行による2019年7月の労働安全衛生マネジメントシステム(OSHMS)指針の改正に伴い、社内規定を改正し、安全衛生活動の向上をグローバルで行っています。

重大災害(死亡災害)を絶対に起こさない人づくり・職場づくりの推進

重大災害(死亡災害)を絶対に起こさない人づくり・職場づくりを推進するため、知識・技能習得の教育を充実させ、安全点検の実施、およびリスクアセスメント定着活動などをグローバルで取り組んでいます。
また、過去の労働災害の背景や原因を『知り』、その対策について『考え』、未然防止のために自ら『実考(実行)』できる人づくりを推進する目的で、ものづくり革新センター内に『安全環境実考館』を設立しました。

相互啓発型安全文化構築への取り組み

安全は基より社会的マナーやモラル等、いろいろな場面で決められたルールを決められた通りに実践できる人づくりを推進しています。
その一環として、トヨタグループ共通の活動である「ポ・ケ・手・な・し活動*4」を継続的に実施し、管理監督者の立哨による声掛けやポスターコンテスト募集による意識の底上げを図っています。
また、活動推進ワッペンを配布し、社員が身に着けることで、相互啓発を促す職場づくりを推進しています。

*4 ポケットに手を入れて歩かない、携帯電話を操作しながら歩かない、など歩行中の災害防止のための5つの安全基本行動

社員から募集した「ポケ手なし」啓発ポスターの優秀作品を社内に掲示
社員から募集した「ポケ手なし」
啓発ポスターの優秀作品を社内に掲示

外来工事の安全確保

トヨタ紡織では「何人たりとも構内では重大災害を発生させない」安全な工事管理を目指して、トヨタ紡織安全衛生協力会と一体となった活動を実施しています。その一環として、安全レベルの向上のため、トヨタ紡織安全協力会による定期的なパトロールを実施しています。
また、2次3次仕入先様の困りごとの吸い上げや安全確保のための寄り添い活動を推進し、作業者の作業安全向上と事故防止に努めています。
大きな工事が入る長期連休には、全事業場の工場長と関係者によるパトロールを行い、声掛けによる啓蒙活動も実施しています。

外来工事安全パトロール
外来工事安全パトロール
工事管理版と5段階TBM表示
工事管理板と5段階TBM表示

労働災害休業度数率

労働災害休業度数率

健康な人づくり・健康文化の構築と定着

全社員が在職中・定年後も心身ともに健全で元気に生活できることを目標として「健康な人づくり・健康文化の構築と定着」活動に取り組み、産業医と健康推進スタッフが一体となって、心身両面からの健康サポートを全社員に行っています。
これらの活動が評価され、2019年度も「健康経営優良法人2020」に認定されました。

健康経営優良法人2019

全社員の健康診断実施

トヨタ紡織グループは、すべての拠点での健康診断実施を推進しており、2016年度からトヨタ紡織グループ全拠点で健診を受けられるようになりました。
2019年に厚生労働省通達により社内規定を改訂し、2020年より対象者に指導勧奨にて情報機器作業の健康診断(特殊健康診断)を、実施しています。
今後も、健康啓発活動や、保健室や職場でのフォローなどを継続し、受診義務のない地域も含め、健診受診率100%を目指します。

喫煙率[トヨタ紡織]

喫煙率[トヨタ紡織]

生活習慣病予防の取り組み

日本地域では生活習慣病予防として、スマートフォンを使用した健康管理アプリ「Pep UP」、AXTOSトレーナーによるフィットネスセミナー、年代別の「35歳健康セミナー」などを開催し、社員の運動習慣定着を図っています。
その結果、ダイエットと運動習慣が定着し、効果を感じる参加者が徐々に増えてきました。
さらに、今年度より「チャレンジ8」を導入し、健康状態の改善向上に取り組んでいます。
禁煙活動は禁煙補助品の安価提供、禁煙外来費用補助*5を行い、禁煙希望者を応援しています。

*5 費用補助は健康保険組合と協賛

さまざまなセミナーを通して生活習慣病を予防
さまざまなセミナーを通して生活習慣病を予防

メンタルヘルス活動の取り組み

トヨタ紡織では、新入社員や新任管理・監督者へのメンタルヘルス教育、休職者復職支援、相談窓口の設置、人事機能と連携して社員の心の健康を維持する活動に取り組んでいます。
2016年度からストレスチェックをトヨタ紡織のすべての社員へ実施し、2019年度は96.5%の回答率となりました。
高ストレス部署に対しては、社内心理カウンセラーと外部機関が協力して職場改善活動を行うなど、メンタル不調の未然防止活動を推進しています。
新型感染の影響による在宅勤務、行動制限等による不安やストレスに対応すべく、株式会社 アドバンテッジ リスク マネジメントと連携し、「サポーターズレター」、「カウンセリングサービス」を展開いたしました。

ストレスチェック分析結果全社報告会
ストレスチェック分析結果全社報告会