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お客さまとともに

お客さまの視点・立場に立って、高品質・高付加価値で魅力ある製品を提供し、お客さまに感動を与えられるよう、設計、製造、販売などが一体となって、安全と品質を第一に考えたモノづくりに取り組んでいます。

品質に対する教育・訓練・啓発活動の推進

製品の安全性と品質を確かなものにするために、トヨタ紡織グループでは、以下の3点を品質保証の原点と認識し、品質に対する教育・訓練・啓発活動を推進しています。

  1. 品質をおり込んだ図面をつくりあげること
  2. 図面品質を保証する工程をつくること
  3. 日常品質のつくり込みを徹底すること

品質保証を確かなものにするために、設計、生産技術、品質のつくり込みの3つの分野において共有できる教育・訓練・啓発活動を体系的に実施し、グローバルなレベルで通用する、品質におけるプロ人材の育成を推進しています。

2015年度は、品質に関わる管理監督者、日本以外の地域への出向候補者、次期チームリーダーに求められる職能要件を整備したスキルマップに基づき、育成計画の策定を行いました。

品質保証システムの充実と強化

お客さまの安全を確保したうえで、満足し、感動していただける製品をお届けするために、品質領域の品質保証部とグローバル品質管理室、TQM推進室が一体となって品質保証システムの充実に取り組んでいます。

グローバルな
品質保証体制の充実

世界各地域のグループ会社を含む品質保証体制の強化に取り組んでいます。

品質機能会議では、品質管理上のグローバルな方針立案、重点課題の推進、フォローとともに、各地域の品質方針とその実施状況を把握。グローバルなレベルで情報を共有し、有効な施策を展開しています。各地域と連携し、地域内の品質状況を把握するとともに、目標達成に向けた取り組みを展開し、2015年度は、各地域において、重要工程監査を実施し、工程改善に取り組むとともに、重要工程監査員の育成教育を推進しました。

グローバルな品質保証体制の充実

製品監査体制の整備

自動車部品単独の安全性評価に加えて、完成車としての安全性に関する認証制度への対応も求められています。トヨタ紡織グループでは、中国への輸入製品に対する安全基準である中国強制製品認証を維持していますが、今後は、各国・各地域の関連法規における重要特性に対する監査計画を策定し、必要な監査を実施していきます。

ISO/TS16949認証取得の拡大

品質保証システムの整備、維持を目的として、ISO/TS16949認証取得を推進しています。ISO/TS16949認証は、バラツキやムダ・モレのない品質マネジメントシステムであり、サプライチェーンにおける欠陥予防を目的としています。

2015年度は、日本以外の事業体6工場で新たに認証を取得、合計69工場となりました。

ISO/TS16949認証取得の拡大

品質活動の展開

自動車メーカーはもちろんのこと、実際にクルマを利用するお客さまの安全性と快適性を実現する品質活動を展開しています。

重要品質問題の未然防止

重要な品質不具合やクレームを未然に防止するため、製品化が検討される部品のすべてを対象に5N活動をグローバルに実施し、さらなるレベルアップを図っています。

5N活動とは品質問題の未然防止に関する重要な取り組みのひとつであり、製品・工程を設計するにあたって、「構造、材料、工法、工程、用途」という5つの視点で何か新しい取り組みや変化点があるかを確認し、それによる不具合を事前に徹底して排除する活動です。例えば、これまで使用したことのない新材料を用いる場合、5N活動の対象製品と認定・登録され、開発、生産技術、調達、品質部門が一体となって重要品質不具合の未然防止活動や評価・確認活動を実施。5N活動の実施状況は節目会議で審議され、承認されない製品が市場に出ることはありません。

不良を出さない設計と工程づくり

自社内とサプライヤーにおいて、不良を出さない設計と工程づくりに取り組んでいます。2015年度は、誰でも良品がつくれる作業要領書の確立に向けモデルラインを設定し、作業要領書の点検と作業遵守点検を行い、品質向上活動を継続・推進しています。

市場不具合の早期発見・早期対策

トヨタ紡織では重大な市場不具合を早期に発見し、早期に解決するための活動を推進しています。この中で、危害性・多発性・市場への影響などの観点から重要度別に分類・登録し、徹底的なフォロー体制のもと、目標期限を定めて対策を推進しています。高ランクに指定された不具合については、その対処方法・対処完了目標・運営方法などを明確にルール化し、迅速に対応しています。また、シート骨格機構部品事業集約にともなって新たにトヨタ紡織の部品に加わった骨格部品についても、不具合部品の解析体制づくりを2016年度も続けていきます。

QCサークル活動/SQC活動*1の推進

TQM活動*2の一環として、技能系社員はQCサークル活動に、事務・技術系社員はSQC手法を活用した改善活動に取り組んでいます。

QCサークル活動では、リーダー、アドバイザー、世話人などに向けた階層別教育をはじめ、活動の成果を発表する場として、日本では「QCサークル推進・運営事例発表会」を実施しています。また、グローバルな活動の発表の場として「オールトヨタ紡織QCサークル発表会」を毎年開催。日本を含め世界各地域の予選を勝ち抜いたサークルが参加し、事例発表を行っています。日本以外の国との交流の一つとして、アジア・オセアニア地域の予選会では、資料のつくり方指導や発表された全事例へのアドバイスなどを日本のTQM推進室が中心となって実施し、さらなるレベルアップを図りました。

SQC活動では、初級、中級、上級のクラス別に教育を実施し、課題解決や問題解決に活用。その活動成果を発表会などで共有し、品質に関する知識と技術を高めています。そして、これらの活動の成果把握や自己の実力評価の手段として、品質業務に携わる社員を中心に「品質管理検定(QC検定)」の取得を促し、品質に関するプロ人材の育成を継続的に図っています。

*1 Statistical Quality Control活動:統計的品質管理活動
*2 Total Quality Management活動:柔軟で強靭な企業体質を保つため、「お客さま第一」「全員参加」「絶え間ない改善」という考え方に基づき、「人」と「組織」の活力を高める活動

消費者対応

製品を実際にお使いになるお客さまの権利を守るため、クレームなどがあったとき、自動車部品の場合は自動車メーカーと協力して速やかに対応しています。修理や交換、その他適切なサービスの提供などを行います。自動車部品以外の製品についても、さまざまなお客さまのご要望にお応えしています。