ものづくり

絶え間ない技能の向上を目指して

2006年から続く、技能伝承のバトン

「オールトヨタ紡織技能コンクール」は2006年から、各工場の技能レベルを確認し合うことで全社の技能レベルを向上させることと、大会への準備を通じて教え・教えられる職場風土をつくり、上司、先輩の技能を後進へ伝承することを目的として実施してきました。
大会にはフォークリフトやシート組み立て、トリム組付け、シート検査といったさまざまな職種があり、各工場・地域での予選会を経て決定した代表者が出場します。また2010年からは技能コンクールに初めてグローバル社員が参加。グローバルで技能レベルの向上を図っています。

シート検査
シート検査

コロナ禍、工場単位で技能研鑽会を実施

2020年度はコロナ禍で、グローバル社員を含むトヨタ紡織グループの社員が一堂に会する「オールトヨタ紡織技能コンクール」ではなく、各工場で「技術研鑽会」として開催。11職種で総勢56人の選手が参加、モノづくり技能を競い合いました。
工場ごとに重要となる技能を課題にし、オリジナリティあふれる研鑽会となりました。

ロボット保全
ロボット保全

教え、教えられる職場風土を醸成するために

「技能コンクール」は、各工場の選りすぐりのメンバーが互いに切磋琢磨してプロ意識を高めたり、技能伝承や人材育成を行う場となっています。トヨタ紡織グループは、AIやIoT、ロボット技術の活用も進めていますが、そこに魂を入れるのは人だと考えており、このようなものづくり技術を継承する場を大切にしています。
2020年度はオールトヨタ紡織技能コンクールが開催できませんでしたが、「ものづくりの魂を忘れないようにしたい」という現場の声から、2019年から技能コンクールで開催している「コマ大戦」をリモートで各拠点をつなぎ、開催。これは、参加者が自ら考え、創意と工夫を織り込みながら各自が設計・加工したコマで、回転時間や耐久性を競うもので、感染対策を行ったうえで実施しました。2020年度の参加者からは「この大会を通してものづくり精神を学び、今後も精進して仕事に取り組んでいきたい」といったコメントが寄せられました。

コマ大戦
コマ大戦
カバー製作
カバー製作
フォークリフト
フォークリフト

関連コンテンツ

もっと見る