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社長年頭挨拶(要約)について

経営・事業

トヨタ紡織株式会社(本社:愛知県刈谷市、取締役社長:白柳 正義)は、18日(月)に新年式典を行いました。社長の白柳が社員に向けた年頭挨拶の要旨は以下のとおりです。

多くの人に「好きだな、トヨタ紡織」と言ってもらえるように

1月1日に石川県能登地方を震源とする大きな地震により、被災された皆さまに心よりお見舞い申し上げます。

さて、昨年はモビリティを取り巻く環境が大きく変わった1年でした。4月の上海モーターショーにおけるEVを中心とした中国メーカーの圧倒的な勢い、5月のトヨタBEVファクトリー設立による取り組みの加速、また10月のジャパンモビリティショーでの、陸・海・空の様々な次世代モビリティの提案や、既存ビジネスの枠を超えた展示などがありました。当社はMX221や、VODY2.0などを出展し、多くの方に体感していただき、高い評価を得ました。これらに象徴されるように、昨年は、移動空間に対する価値観の変化が、"単なる移動価値から体験価値を提供するものへ"と具体的になり、我々の「インテリアスペースクリエイター」というワクワクする取り組みの方向性が正しかったことを確認できた1年となりました。
そのようなモビリティ社会の大きな変化を踏まえ、2030年の我々の目指す姿を具体化するため、2030年中期経営計画を作成し、昨年11月に発表しました。我々の目指す姿を、「インテリアスペースクリエイターとして快適な移動空間を実現し、製品・顧客の幅を広げながら社会課題の解決に貢献している会社」とし、財務目標は売上22,000億円、営業利益1,500億円、営業利益率7%としました。その時々の環境変化に応じ柔軟に変えていく必要もありますが、我々の強みである技術開発力、ものづくり力を踏まえた競争力を、人材、組織でしっかりと下支えし、取り組んでいきたいと思います。今年を新中期経営計画の元年とし、皆さんと一緒により良い中期経営計画へとアップデートしながら、目標の達成を目指していきたいと思いますので、心新たに頑張っていきましょう。
今年は、豊田紡織・アラコの内装事業・タカニチが合併し、トヨタ紡織が発足して20周年の節目です。トヨタ紡織グループのすべての仲間5万人の今までの努力に、あらためて感謝いたします。これからも多くの人に「好きだな、トヨタ紡織」と言ってもらえるよう、今日より明日が良くなるよう、自分以外の誰かの為に、という想いを持って一緒に頑張りましょう。

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