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富士裾野工場の今後について決定事項のご報告

経営・事業

トヨタ紡織株式会社(本社:愛知県刈谷市、取締役社長:沼 毅)は、このたび、富士裾野工場における自動車および鉄道用シートなどの生産を2020年12月までに停止することを決定いたしました。これにともない、富士裾野工場へ納入するシートカバーやドア部品を生産するグループ会社、TBソーテック関東株式会社も2020年8月に生産を停止します。

自動車業界が100年に一度と言われる大変革期にある中、環境の変化に応じて当社の国内生産体制を再構築するため、富士裾野工場およびTBソーテック関東における生産を東北、東海など他の地域へ集約する予定です。

富士裾野工場とTBソーテック関東の社員は、これまで高級車のシート生産などで培ってきた高い技術力を今後もトヨタ紡織グループのモノづくりで発揮することで、持続可能な成長に向けたさらなる競争力強化を進めていきます。

<社長 沼のコメント>
富士裾野工場は、地域のみなさまに支えられ、事業活動を行ってまいりました。これまでの地域および自治体のみなさま、取引先のみなさまからの当社の事業活動へのご理解と多大なご協力に対し、心より感謝申しあげます。
富士裾野工場は2009年の設立から、高級車やウェルキャブ車両用シートなどの生産を通じてモノづくりの技術を磨き続け、日本最高級車であるセンチュリーや、アルファードのロイヤルラウンジ、通常の乗用車の数倍の耐久力を誇るジャパンタクシー、新幹線のグランクラスなどに搭載される匠のシートを生み出す高い技術力を培ってきました。TBソーテック関東もシートカバー縫製の高い技能でトヨタ紡織グループの生産を支えてきました。
環境の変化に応じ、富士裾野工場およびTBソーテック関東における生産を東北、東海など他の地域へ集約するという苦渋の決断をいたしますが、これからも、社員全員の力を集結して、持続可能な成長を続けていきたいと思いますので、引き続きご理解のほどお願いいたします。

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