CSR情報 Social Activities

環境経営

トヨタ紡織グループは、トヨタ紡織地球環境憲章に基づき、グループ一体となって、持続可能な社会の実現に向け、地球環境保護に貢献しています。

環境経営の推進

トヨタ紡織グループは、各地域で環境委員会を開催し、環境活動の取り組みの確認や、改善事例の現地現物での確認、優秀活動の積極的な展開活動など、継続的に活動を実施しています。

安全・衛生・環境機能会議

環境活動(製品環境・生産環境)の推進方向を定め、その進捗確認・フォロー、および審議を実施する会議として、各地域の委員会の総括を行っています。

推進体制
推進体制

地域別委員会活動状況

環境委員会(日本)

「2015年環境取り組みプラン」目標達成に向け製品面・生産面の環境活動を強化し、製品含有化学物質管理と環境負荷物質低減活動などを進め、すべての目標を達成しました。

環境委員会(日本)

日本関係会社 安全衛生・環境委員会

各社推進責任者による相互研鑽会を継続的に実施。優れた改善事例や、異常・苦情未然防止活動、省エネ活動事例など、現地現物で確認し、横展開しています。

日本関係会社 安全衛生・環境委員会

北中南米 CSR委員会 環境W/G

省エネアイテム探しや改善を行うトレジャーハンティングの継続に加え省エネ診断を実施し、投資のかからない省エネアイテムを中心に改善活動を推進。またメキシコ地域では緑化整備に雨水を活用し、水使用量を大きく削減しました。

北中南米 CSR委員会 環境W/G

アジア・オセアニア 安全衛生・環境委員会

水使用量の多い事業体を中心に、生産工程の冷却に使用した排水を冷却塔で再利用するなど、積極的に水使用量の削減を推進。また、工場敷地内外の緑化活動を積極的に進め、域内で合計3,000本以上の植樹を実施しました。

アジア・オセアニア 安全衛生・環境委員会

中国 安全衛生環境会議

中国の法対象化学物質の適正な管理の継続や、水資源の再利用の一層の強化、省エネ診断による省エネ活動を実施。特に水リスクの高い地域が多いため、波及効果の高い改善活動を進めました。

中国 安全衛生環境会議

欧州・アフリカ 環境委員会

各社の環境活動の進捗をフォローし、確実に活動が進められるよう「ウィークリー・ミーティング」を実施、各社のレベルアップに努めました。また、各国で植林活動に積極的に取り組みました。

欧州・アフリカ 環境委員会

事業活動と環境の関わり(事業活動における投入資源と排出環境負荷)

2015年度の事業活動における投入資源と排出環境負荷

「トヨタ紡織レポート2016」に記載されているトヨタ紡織グループのエネルギー使用量およびCO2排出量(スコープ1、スコープ2)について、KPMGあずさサステナビリティ株式会社による第三者保証を受けています。詳細については「トヨタ紡織レポート2016」のp58に記載の「独立した第三者保証報告書」をご参照ください。

2015年度の事業活動における投入資源と排出環境負荷
2015年度の事業活動における投入資源と排出環境負荷

*1 事業者自らによる温室効果ガスの直接排出(燃料、工業プロセス) トヨタ紡織グループでは都市ガス、LPG、灯油、重油、軽油が対象
*2 他社から供給された電気、熱・蒸気にともなう間接排出 トヨタ紡織グループでは電気が対象
*3 費用を支払いリサイクルするもの

環境会計

トヨタ紡織グループは、環境保全活動に関する投資・費用とそれに対する効果を把握し、経営の効率化を図り、合理的な意思決定を行うことが重要であると考えています。

環境保全コスト

トヨタ紡織グループにおける2015年度の環境会計は、 投資12億5,200万円、費用14億4,200万円、それにともなう経済効果は27億円となりました。

環境保全にともなう経済効果

環境保全対策にともなう経済効果として、確実な根拠に基づいて把握した3項目を集計しました。なお、リスク回避効果など「みなし効果」については算出していません。

環境保全対策にともなう物量効果

CO2排出量や資源循環に関する改善例は、下記に記載しています。

(単位:百万円)
環境会計 トヨタ紡織 日本関係会社 日本以外の地域
投資 費用 投資 費用 投資 費用
事業所エリア内コスト 公害防止 57 102 37 36 98 85
地球環境保全 487 137 63 35 412 64
資源循環 23 235 5 68 2 33
管理活動コスト 0 184 0 45 0 47
研究開発コスト 68 295 0 0 (トヨタ紡織に含む)
社会活動コスト 0 15 0 5 0 4
環境損傷対応コスト 0 52 0 0 0 0
小計 635 1,020 105 189 512 233
総計 投資 1,252 費用 1,442

* 費用額に減価償却費は含めていません。

(単位:百万円)
経済効果 トヨタ紡織 日本関係会社 日本以外の地域
省エネによる費用削減 79 5 192
省資源化・廃棄物処理費用削減 551 57 1,238
リサイクル材売却益 179 1 371
総計 2,673
(単位:t-CO2)
物量効果 トヨタ紡織 日本関係会社 日本以外の地域
省エネ 1,390 170 2,855
(単位:t)
物量効果 トヨタ紡織 日本関係会社 日本以外の地域
廃棄物処理 1,134 406 682

ISO14001の運用状況

ISO14001の取得・運用に関して独自のルールを設け、各地域の統括会社を中心に、計画どおり取得および更新を完了しています。

2015年度は、紡織オートモーティブ(タイランド)が新たに取得しました。

外部審査

2015年度も計画的に、各国・各地域の審査登録機関による審査を受け、すべての対象工場において「不適合はなく、ISO14001の要求事項を適切に運用している」と評価を受けました。

環境リスクマネジメント

環境事故・汚染を未然に防止するために、法規制値より厳しい自主基準による管理をしています。また、工場敷地内外の想定される環境リスクをマップ化し、実際にパトロールすることでリスクの未然防止につなげています。

刈谷工場での土壌・地下水の浄化の取り組み

トヨタ紡織刈谷工場では、1994年に環境庁(当時)から出された「土壌・地下水に関する暫定指針」に基づき、1995年から土壌・地下水の汚染を調査し、その浄化に取り組んでいます。土壌汚染については、1996年に開始し1998年に浄化を完了しました。地下水汚染についても浄化を進め、基準値以下を維持しています。

2015年度 トリクロロエチレン測定結果(環境基準:0.03mg/L)

(単位:mg/L)
工場名 事業所内地下水の濃度 現在の状況
刈谷工場 ND~0.025
2013年度実績:ND~0.019
2014年度実績:ND~0.018
基準値以下
維持継続中

ND:定量下限値未満(0.002未満)

PCBの処理状況

現在、PCB(ポリ塩化ビフェニール)は、使用禁止物質に指定されており、保管しているPCB廃棄物は、2027年3月末までに指定の処理施設で処理することが義務付けられています。2015年度は、コンデンサなど125台を処理し、2016年度中に残りの高濃度PCBと低濃度PCBも、すべて処理する計画です。

トヨタ紡織グローバル表彰 環境賞

安全、環境、品質など、各部門で優れた活動や成果をあげた拠点と工場を毎年社内で表彰しています。2015年度は下表の会社・工場が優れた環境活動を推進した拠点として「環境賞」を受賞しました。

「環境賞」は、環境パフォーマンス評価と環境活動評価、事務局活動の評価と、2015年度からは現地監査も実施し、表彰対象を選定。2015年度はトヨタ紡織滋賀がプラチナ賞を受賞しました。

トヨタ紡織滋賀は、継続して環境に対する取り組みを実施している点はもちろん、2015年度には、一般社団法人滋賀経済産業協会主催のシンポジウムに参加するなど、トヨタ紡織グループの環境イメージ向上に貢献し、レベルの高い環境活動を推進しています。

社外のシンポジウムで事例紹介(トヨタ紡織滋賀)
社外のシンポジウムで事例紹介(トヨタ紡織滋賀)
プラチナ賞*
トヨタ紡織滋賀
銀賞
広州桜泰
トヨタ紡織 猿投工場
銅賞
トヨタ紡織ハノイ
トヨタ紡織九州
トヨタ紡織東北

*3年連続金賞受賞(うち1回は銀賞でも可)の拠点に贈られる賞

環境教育・啓発

新入社員教育、一般教育、階層別教育や職場に応じた専門教育などを通じ、体系的な環境教育を推進しています。

毎年6月を「環境月間」、2月を「省エネルギー月間」として、トヨタ紡織グループ一体となって、環境啓発活動を実施。日本地域では、環境月間にトヨタ自動車(株)環境部部長 根本恵司様をお招きし、トヨタ自動車の環境取り組みや今後の展望についてご講演いただきました。省エネルギー月間では、WWF Japan自然保護室室次長兼気候変動・エネルギープロジェクトリーダー 小西雅子様をお招きし、2015年に合意されたCOP21「パリ協定」を中心に最新の国際動向についてご講演いただきました。

TOPICS環境コミュニケーション ~地域の子どもたちへ環境教育を実施~

2013年度からはじめた、社員が地域の子どもたちに環境の大切さを伝える取り組みが3年目を迎え、2015年度も、子どもたちが環境保全について考え、行動に結びつけられるようなプログラムを提供しました。

環境や地域の社会について学習する5年生の学習スピードや教科書の内容に沿って、子どもたちが参加しやすいプログラムを作成。子どもたちからは、「環境の大切さがわかった」「水不足の地域があることがわかった」といった意見や、当社の環境活動に関する質問が出るなど、環境保全の大切さに気付くとともに、当社の取り組みにも興味を示してくれました。

トヨタ紡織グループでは、今後も地域の子どもたちへの環境教育を通し、地域とのつながりをより強くするとともに、次世代を担う子どもたちの環境意識向上に貢献していきます。

豊田市立足助小学校
豊田市立足助小学校
豊田市立加納小学校
豊田市立加納小学校

TOPICSグローバルに環境月間・省エネルギー月間活動を実施

各国の文化・事情に合わせ、環境月間や省エネルギー月間を契機に、環境について楽しく考えられるよう多彩なイベントを実施。社員のみならず、家族にまでイベントの参加範囲を拡大し、環境について楽しみながら意識を高めました。

環境絵画コンテストを開催(トヨタ紡織アルゼンチン)
環境絵画コンテストを開催(トヨタ紡織アルゼンチン)
環境絵画コンテスト優秀作品(トヨタ紡織トルコ)
環境絵画コンテスト優秀作品(トヨタ紡織トルコ)
地域の清掃活動(新三興)
地域の清掃活動(新三興)
公園の清掃活動(天津豊田紡)
公園の清掃活動(天津豊田紡)
地域の清掃活動(天津豊愛)
地域の清掃活動(天津豊愛)
地域の清掃活動(トヨタ紡織)
地域の清掃活動(トヨタ紡織)