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循環型社会の構築に向けた技術開発と生産活動

トヨタ紡織グループは、循環型社会の構築に向け、資源循環に貢献できる原料・素材の導入や製品の設計・開発を推進するとともに、生産段階における廃棄物の発生抑制や水使用量の低減を図っています。

開発・設計

トヨタ紡織は、循環型社会の構築を目指し、石油由来の材料からCO2循環可能な植物由来材料への転換に力を注いできました。1990年代後半から植物の工業製品への活用検討を進め、材料開発に取り組んできました。その代表が「ケナフ」です。2000年のトヨタ セルシオのドアトリム基材を皮切りに、順次採用を拡大しています。また、ケナフとポリ乳酸を混合したオール植物由来部品や、ひまし油を用いたバイオウレタンなど、積極的に植物素材を活用し、多くの製品を生み出してきました。植物由来材料が採用されている主な製品には、ドアトリムやエンジン関連部品のエアークリーナーケースなどがあります。

CO2循環のイメージ

循環のイメージ

生産・物流

リサイクル活動

歩留まり向上などの発生源対策や、有価売却物への切り替えにともなうリサイクル活動の推進などを行い、廃棄物排出量の低減およびリサイクル活動を進めました。

その結果、トヨタ紡織グループの廃棄物排出量目標24,176tに対し、実績21,435t、原単位についても目標1.2t/億円に対し、実績1.0t/億円と目標を達成しました。

なお、トヨタ紡織は2007年度より継続的に、直接埋立廃棄物ゼロを達成しています。

廃棄物排出量・原単位[トヨタ紡織グループ]
廃棄物排出量・リサイクル率[日本地域]
廃棄物最終処分量[日本地域]

梱包・包装資材使用量削減

トヨタ紡織では、製品品質を維持しながら、環境にやさしい製品包装を実施するとともに、包装資材使用量の削減に努めています。

2015年度は5件の包装改善を実施し、198t/年の包装資材を削減しました。中でも補給用バンパーで実施した包装改善は、自動車メーカーへ製品を納入する際に品質への影響がないことを確認し、包装資材を1種類廃止することで、削減につなげました。

その結果、トヨタ紡織の梱包・包装資材使用量目標2,054t/年に対し、実績2,008t/年と目標を達成しました。

梱包・包装資材使用量[トヨタ紡織]

水資源の再利用

2015年度も引き続き、雨水や中水、冷却水やRO*装置で浄化した排水の再利用など、特に水使用量が多い工程を持つ拠点を中心に、水資源を大切にした取り組みを実施しました。

その結果、トヨタ紡織グループの水使用量目標2,050 千m3に対し、実績1,895千m3と目標を達成しました。

* Reverse Osmosis (Membrane): 逆浸透(膜)

水使用量[トヨタ紡織グループ]

水使用量(トヨタ紡織グループ)

水使用量(トヨタ紡織グループ)

TOPICS生物による排水処理後の水質のモニタリング

トヨタ紡織猿投工場と、TBカワシマでは、排水処理後の水質を常時機械で監視し、河川へ放出しても問題ないことを確認。また、メダカやフナを活用して、排水処理後の工場排水のモニタリングを実施しています。工場排水の水質管理に生物を活用することで、地域の子どもたちが工場見学に訪れた際、排水処理工程を実験形式で紹介した後、排水処理の効果をわかりやすく伝えることもできます。

トヨタ紡織猿投工場の工場見学
トヨタ紡織猿投工場の工場見学
フナを活用したモニタリンク(TBカワシマ)
フナを活用したモニタリンク(TBカワシマ)