トヨタ紡織

ごあいさつ

平素は格別のご高配を賜り、厚く御礼申しあげます。 ここに「第87期中間報告書」をお届けし、当社グループの経営方針を改めてご説明いたしますとともに、当期(2011年4月1日~2011年9月30日)の業績概況、事業概況をご報告いたします。

更なる事業基盤の確立に向け、取り組みを強化しております

トヨタ紡織グループでは、「第2の創業期」と位置づけた2010年度までの活動成果を礎に、今年度からは世界トップ企業へ向け、さらなる飛躍を目指し、全社一丸となり取り組んでおります。
今年6月、オーストリアに本社を置くPOLYTEC社の自動車部品事業のひとつである内装事業を取得し、初めて独大手自動車メーカーとのビジネスをスタートさせたことをはじめ、EU初のシートフレーム生産拠点であるTBAIポーランド、シート生産拠点であるトヨタ紡織ソマンが生産を開始いたしました。また9月には、デザイン開発力の向上を目指し、イタリア ミラノに「トヨタ紡織ミラノデザインブランチ」を新設。日本においては、テストコースの建設を決定、独自の評価設備を持つことで、よりユーザー目線に立った製品開発・モノづくりの実現を目指します。今後グローバルでの競争がさらに激化することが確実な中で、トヨタ紡織グループは、以上のような取り組みを着実に前進させ、強い覚悟で挑戦してまいりたいと思います。
その中でも、POLYTEC社の事業買収は、その大きな一歩となると認識しております。欧州車特有の技術ノウハウと、トヨタ紡織がこれまで培ってきたモノづくりの融合により、魅力的で高品質な製品づくりが可能になることに加え、独大手自動車メーカーと取引関係を構築できることは、今後グローバルでビジネスを拡大させる上で、大きなチャンスになると考えています。
今後もあらゆる顧客ニーズに対応できる独自の技術力の向上、よりよいモノづくりに努め、株主のみなさまの信頼にお応えできるよう取り組んでまいります。

東日本大震災の影響などにより、前年同期比で減収減益の厳しい結果となりました

上半期の業績につきましては、東日本大震災の影響などによる減産減収、製品価格変動の影響などがあり、前年同期比で減収減益という結果となりました。
震災によるサプライチェーンの混乱は、日本だけでなく、海外各地域にも大きな影響を与え、工場の稼動停止を余儀なくされ、第1四半期を中心に厳しい結果となりました。また世界的な円高も各地域業績に大きなマイナス影響を与える要因となりました。
これらの結果、当期の連結の売上高は4,008億円(前年同期比1,027億円減)、営業利益54億円(同159億円減)、経常利益56億円(同141億円減)、当期純利益△14億円(同105億円減)という業績となりました。
また配当金につきましては、これまでの業績推移、経営環境などを踏まえて、前期中間配当金より1円減配の1株当たり配当金7円とさせていただきます。

今後も新たな成長の実現を、目指していきます

通期業績予想に関しましては、売上高9,300億円、営業利益260億円、経常利益280億円、当期純利益110億円と、6月の公表数値を据え置いております。東日本大震災の影響による生産台数の著しい減少から回復しつつありますが、当社を取り巻く環境は決して楽観できるものではありません。歴史的な円高の進行、タイの大洪水災害によるサプライチェーンへの影響など予断を許さない状況にあり、先行きは大変不透明であります。
大変厳しい状況の中ではありますが、トヨタ紡織グループ全社のチームワークを発揮し、今後も新たな成長の実現を目指していきます。
株主のみなさまにおかれましては、より一層のご支援、ご鞭撻を賜りますよう何卒お願い申しあげます。

取締役会長

箕浦 輝幸

取締役社長

豊田 周平

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