サプライヤーとともに
トヨタ紡織グループは、公平・公正な手続きのもと、世界各地域のサプライヤーのみなさまから材料や部品、設備などを調達しています。今後も共存共栄の精神で、ともに成長していきたいと考えています。
サプライヤーに対する取り組み
トヨタ紡織グループは、オープンでフェアな取引を基本に、安くてよいものをタイムリーに調達するとともに、サプライヤーとの連携のもと、CSR視点での取り組みや環境保全などの社会的要請に対応しつつ、相互発展を目指した取り組みを行っています。
調達基本方針
- オープンでフェアな取引
- 相互信頼による相互発展
- 環境に配慮した「グリーン調達」の推進
- よき企業市民としての現地調達の推進
- 法規遵守と機密保持の徹底
法令遵守の取り組み
調達にあたっては、独占禁止法、下請法、労働法、環境各法などについて理解を深め、遵守することが企業活動の基本と捉え、重要分野ごとに活動テーマと計画を定め、取り組みを推進しています。
サプライヤーとの関係においては、「トヨタ紡織グループ行動指針」に、信頼・共感をいただく調達活動に向けた行動規範を明記し、トヨタ紡織グループの一員としてこの指針に則って行動することを誓っています。
2010年2月には、トヨタ紡織で下請法講習を開催。社外講師を招き、受入検収部署を含む社員150人が受講し、義務・禁止行為の認識徹底を図りました。
「トヨタ紡織 取引先CSRガイドライン」の制定と浸透
トヨタ紡織グループでは、「基本理念」「TB Way」「トヨタ紡織グループ行動指針」を、企業の社会的責任(CSR)の方針としています。この方針について、サプライヤーのみなさまにもご理解をいただき、ともに社会の持続的な発展に貢献していくことを目指し、「トヨタ紡織取引先CSRガイドライン」を制定し、その浸透を図っています。
このガイドラインは、サプライヤーとともに企業の社会的責任を果たしていくために、「マネジメント姿勢の共有」「製品・サービスの提供に関してお願いしたいこと」「製品・サービスをつくる過程でお願いしたいこと」の3本柱で構成されています。2010年9月には、CSR取り組みへの社会的要請の高まりを受け、再度取引先へ「トヨタ紡織取引先CSRガイドライン」の説明を実施しました。今後はその浸透を図るとともに、サプライヤーのCSR視点での取り組みをサポートしていきます。
グリーン調達・グリーン購入の取り組み
トヨタ紡織では、「豊かな地球環境を次世代に残すために、安全な部材の調達に努めるべく、トータルな視点で環境に配慮されたものを優先的に購入する」という考えに基づき、事務用品などの消耗品はもちろんのこと、建物・設備についても省エネルギータイプのものを優先して購入しています。今後も、循環型社会の構築に向けて、グリーン調達・グリーン購入を積極的に行っていきます。
サプライヤーのEMS構築支援

| 2006 | 2007 | 2008 | 2009 | 2010 | 2011 (目標) |
|
|---|---|---|---|---|---|---|
| 対象社数 | 56 | 53 | 94 | 93 | 92 | 95 |
| 取得社数 | 36 | 38 | 85 | 88 | 88 | 90 |
| 取得率 | 64 | 72 | 90 | 95 | 96 | 95 |
循環型社会の構築を目指すためには、トヨタ紡織グループの活動だけでなく、サプライヤーを含めた環境保全活動の連携が欠かせません。トヨタ紡織は、原材料・部品・副資材・設備を納入しているサプライヤーに、ISO14001の外部認証取得を基本にした環境マネジメントシステム(EMS)の構築を要請しています。その結果、2010年度は重点会社92社中、88社がISO14001を取得済となり、取得率も約96%となりました。
また、各種環境規制に対しても遵法対応を強化しており、REACH*規則についても、サプライヤーとともに積極的に取り組んでいます。
- * Registration, Evaluation, Authorisation and Restriction of Chemicals:2007年6月に欧州で施行された「化学物質の登録・評価・認可・制限に関する規則
グローバル調達体制の構築に向けた取り組み
トヨタ紡織グループは、グローバルに事業を展開するうえで、品質・安全・コストなど、あらゆる面を考慮して、サプライヤーとともに世界最適調達を実現するために、グループ一体となった取り組みを推進しています。
グローバル取引先総会を開催化

グローバル取引先総会
主要サプライヤーを対象に、トヨタ紡織グループを取り巻く環境と目指す方向性を提示して、調達方針の理解と協力を得ることを目的とした「グローバル取引先総会」を毎年実施しています。トヨタ紡織の方針を説明した後、今後ともお客さま第一に徹するために、品質向上、良品廉価の提供、CO2削減への技術開発強化に取り組んでいただくことを要請。2011年5月には、2010年度に優れた実績をあげたサプライヤーを表彰しました。
グローバルSPTT*活動の展開

グローバルSPTT活動
グローバルに事業を展開するうえで、新たな生産ラインの開設時や新製品の立ち上げ時には、材料や部品、設備などのサプライヤーと連携の強化・拡大が必要です。
トヨタ紡織グループは、日本はもちろんのこと世界各地域で生産・製造の準備段階から、サプライヤーのみなさまの生産工程での品質のつくり込みをサポートすることで製品の品質を確かなものにする活動を進めています。グローバルSPTT活動と呼ばれるこの活動は、外注部品の調達時に、品質、量、価格、物流、納期などさまざまな面から総合的にメリットを生み出す最適調達のしくみです。
活動にあたっては、訪問・指導・教育などの機会を通して、サプライヤーのみなさまとトヨタ紡織各部署とのコミュニケーションを充実させ、タイムリーに各工場に供給できるか、供給される部品の品質は高く安定しているかといったQCD(Quality, Cost, Delivery)の諸課題をサプライヤーとともに解決し、円滑な調達を実現することを目指しています。
- * Supplier Parts Tracking Team:チームによる外注部品生産・製造準備フォロー活動
グローバル統一の調達システムの構築
トヨタ紡織グループは、グローバルな調達体制を構築し、サプライヤーとの連携強化を図っています。
世界各地域の業務進捗の標準化・みえる化を徹底し、トヨタ紡織とタイムリーに対応を協議。世界各国の調達情報を共有化するために調達の基幹システム TB-WAVEを全地域に展開し、タイムリーな情報登録、情報共有に取り組んでいます。
このような活動を通じ、世界最適調達体制の構築を目指しています。

