トヨタ紡織

環境マネジメント
「2010年度環境取り組みプラン」最終年度の総括

トヨタ紡織グループは、2006年度から2010年度までの環境取り組みの実行計画である「2010年環境取り組みプラン」を2005年に策定し、グループで共有。活動を推進してきました。

2010年度はその最終年度であり、目標達成に向けグループ一丸となって環境保全活動に取り組んだ結果、地球温暖化防止、環境負荷物質の低減、資源循環、環境経営のすべての項目において目標を達成することができました。

「2010年環境取り組みプラン」の成果をベースに、新たな「環境取り組みプラン」を策定
「2010年環境取り組みプラン」の活動成果をベースに、「環境経営」の一層の強化のもと、「低炭素社会の構築に向けた技術開発と生産活動」「循環型社会の構築に向けた技術開発と生産活動」「環境負荷物質の低減と自然共生社会活動」をテーマに、2011年度から2015年度までの環境取り組み実行計画である「2015年環境取り組みプラン」を策定しました。
以下は、2010年度の主な活動の目標達成状況です。

1. 地球温暖化防止

(自己評価凡例 ○:達成 △:達成率90%以上)
2006~2010年取り組み項目 2010年度取り組み方針・目標 2010年度活動実績 自己
評価
開発

設計
1. 燃費性能向上のためのさらなる自動車部品の軽量化
  1. ・軽量化重点車種の進捗管理
    ・ベンチマークによる目標値設定活動の強化
  2. 中長期軽量化目標達成に向けた体制の強化
  1. ・2車種で自主目標達成
    ・シート分野で質量相場観のベンチマーク把握開始
  2. 軽量化委員会にて中長期ワーキンググループ活動の推進
2. 排ガス規制、クリーンエネルギー車、エネルギー多様化に向けた新製品・新技術開発の推進
  1. 内装材の熱損失の低減
  2. 車室内省電力化
  1. 内装の熱損失低減目標達成
  2. 車室内省電力低減目標を達成
生産

物流
3. 各国、各地域の生産活動におけるグローバルなCO2排出量の削減
(オフィスなどの非生産事業所を含めた活動)
地域別のCO2排出量削減状況については「環境活動データ/地球温暖化防止」を参照
・CO2削減に向けた技術開発の取り組み強化
  1. 低炭素社会に向けた持続可能な次世代工場づくり
  2. 革新技術の導入とカイゼンによる飛躍的なCO2削減アイテムの策定
  1. 2020年に向けたCO2排出量低減目標値設定
    生産設備、インフラ設備のCO2削減シナリオ策定
  2. 各生産技術部より革新開発テーマ登録
4. 物流におけるCO2排出量の削減 ・長距離輸送のモーダルシフト化を拡大 ・東北地区モーダルシフト開始
  • *1 2010年取り組みプラン目標を確実に達成するために、2010年プラン目標より高い自主目標を設定。
  • *2 売上高当たりの排出量

2. 環境負荷物質の低減

(自己評価凡例 ○:達成 △:達成率90%以上)
2006~2010年取り組み項目 2010年度取り組み方針・目標 2010年度活動実績 自己
評価
開発

設計
5. 環境負荷物質の管理、低減の一層の推進・環境負荷物質(鉛・水銀カドミウム・6価クロムなど)のグローバルなフリー化・車室内のVOCの低減 注1.VOC:Volatile Organic Compounds
揮発性有機化合物
HBCD:ヘキサブロモシクロドデカン
デカBDE:デカプロモジフェニルエーテル
(臭素系難燃剤)
・欧州向けのはんだ鉛含有部品の明確化とはんだ鉛フリー化への確実な推進 ・低温はんだ含有部品の切替推進
・HBCDの切替を実施 ・HBCD含有の全車種切替完了
・さらなるハロゲンフリー化:デカBDEの代替化と確実な切替推進計画の確立と推進
  • 切替計画の車種別に立案完了
  • 今後の難燃剤の動向調査
・部品VOCの目標値の確立と、低VOC材料への切替推進とデータベース化 ・代表開発車種で具体的目標値の設定完了
トヨタ紡織独自の測定案を提案、車両評価クリア
生産 6. PRTR対象物質の排出量低減 注2.PRTR:Pollutant Release and Transfer Register
環境汚染物質排出・移動登録
*3
  • *3 2010年環境取り組みプラン目標は達成。より高いチャレンジ目標は未達。

3. 資源循環

(自己評価凡例 ○:達成 △:達成率90%以上)
2006~2010年取り組み項目 2010年度取り組み方針・目標 2010年度活動実績 自己
評価
開発

設計
7. 日本、欧州のリサイクルシステムの円滑な運営を推進するリサイクル技術の開発 ・日本、欧州のリサイクル実行率95%
2015年に向けた着実な技術開発
リサイクル率
日本:2010年度92%相当
欧州:2006年85%
  1. 新規構造での受注
  2. 新工法開発
  1. 3機種受注
  2. 新工法確立
8. リサイクル設計の一層の推進と展開
  • 解体、リサイクルの容易な材料・構造の開発推進と展開
  • 再生可能資源(CO2を吸収するカーボンニュートラル*4な植物原料)の開発・活用とリサイクル材の使用拡大
  1. ケナフ基材商品強化、技術開発による採用拡大
  2. ケナフ材料用の新成形機開発
  1. ケナフ繊維添加射出成形用材料の開発
  2. ケナフ材料用の新成形機導入完了
生産

物流
9. 循環型社会に向けた資源有効利用の一層の推進 ・低減アイテムを活動別(排出物を減らす、処理コストを減らす)に分け工場間連携を取り横展開*5活動を推進 ・排出物低減ワーキンググループ活動による、横展開*5活動を実施。
・2008,2009年度に実施した荷姿(包装仕様)改善アイテムの横展開*5 ・荷姿改善件数:17件
  • *4 ライフサイクルの中でCO2の増減がゼロであること。
  • *5 よい事例を他の組織に応用すること。

4. 環境経営

(自己評価凡例 ○:達成 △:達成率90%以上)
2006~2010年取り組み項目 2010年度取り組み方針・目標 2010年度活動実績 自己
評価
マネジメント 10.連結環境マネジメントの推進
(対象:トヨタ紡織グループ(トヨタ紡織は除く))
  1. グローバル環境取り組み体制整備
  2. グローバルでの法遵守の徹底
  1. 環境委員会の開催(2回/年)
  2. グループ統一の法遵守のしくみ整備
11.サプライヤーとの連携強化
  • ビジネスパートーナーにおける環境マネジメントの一層の推進
  • 環境に配慮した商品の購入
  1. ISO14001取得状況確認
  1. 92社中88社取得済み
12.環境教育の充実
  1. 確実な階層別環境教育の実施
  2. グループ会社の環境スタッフ教育
  1. 階層別教育としてISO14001などの教育の充実
  2. 省エネ教育・診断(トヨタ紡織アジア、トヨタ紡織アメリカ、豊田紡織中国)実施
13.従業員へのエコライフの推奨
  1. 従業員の通勤時のエコライフ推奨
  2. 猿投工場周辺の通勤渋滞対策
  1. 公共交通機関の推奨活動、パーク&ライド制度の利用推進
  2. 通勤道路と駐車場位置の見直しで渋滞緩和
14.Eco-VAS*6の運用と定着化によるライフサイクルを通した環境負荷の着実な低減
  1. シートフレームのLCA*7実施によるCO2削減
  2. LCA教育の実施(計画60名)
  1. 新車種シートフレームのLCAによるCO2の削減
  2. LCA教育の実施(実績62名)
社会との連携 15.グローバル社会貢献活動の推進
  1. 地域・福祉を支援する各種企画と実施
  2. グローバル各地域での社会貢献活動の底上げ
  1. クリーン活動・美化活動・植樹・植林活動の推進
    災害支援募金、寄付活動、事業体表彰の実施
  2. 関係委員会で活動状況を報告
16. 日本国内拠点の社会貢献活動の定着
  1. 地域・福祉を支援する各種企画と実施
  2. 地域、行政、NPO、職層会と連携した社員参加の活動推進
  1. トヨタ紡織九州、トヨタ紡織東北:「森づくり活動」の推進
    トヨタ紡織滋賀:「森づくり活動」の立ち上げ
  2. 各事業体でクリーン活動、募金、寄付活動実施
    トヨタ紡織主催プログラムへの日本関係会社社員の参加
17.情報開示とコミュニケーションの充実
  1. トヨタ紡織レポートの継続発行
  2. 地域交流活動推進
  1. 「トヨタ紡織レポート2010」発行(日本語、英語版)
    「グローバル環境ダイアログ」を掲載
  2. ・刈谷地区、猿投地区での地域懇談会継続実施
    ・環境展示会出展(メッセナゴヤ)
  • *6 Eco-Vehicle Assessment System:トヨタ自動車が導入した新たな環境評価システム
  • *7 Life Cycle Assessment:製品がつくられ、使用され、廃棄されるまでの間に、トータルで環境に与える環境負荷を総合的に評価すること

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